レアアースの代替品「共同研究」を中国が提案

中国商務相は7日の記者会見で、「資源は非常に限られており、このままのペースで使用すれば、枯渇してしまう」と日中「共同研究」を提案した。
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2015年までに世界一に 中国の高級消費財需要

中国の陳徳銘商務相は7日北京で「13億余りの人口を抱える中国の高級消費財に対する需要は日本より若干少なく、世界第2位にランクされている。2015年までに高級消費財需要は日本を追い抜き、世界一になる見込みだ」と語った。
第11期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第4回会議が開いた記者会見の席で、陳商務相は記者の質問に答え次のように説明した。国内の高級消費財の売上は昨年、前年より23%増えた。海外で高級消費財を購入する人も30%増えた。
中国人が国外で中国製の商品を購入する傾向について陳商務相は次のように述べた。それは事実で、そうした傾向は拡大している。原因はいろいろある。中国の民族ブランド商品と高級消費財ブランドが不足しているために、供給が需要に追いつかないからだ。人々の生活水準の向上と所得の増加にともない、多くの人々、特に都市住民、80年、90年以降に生まれた若者のブランド志向が強くなっていることも、原因の一つあげることができる。
(2011-03-08 新華網日本語
中国側が日中「共同研究」を提案した翻訳記事はみつからなかったものの、新華網の記事で、高級消費財に対する需要が現時点で「日本が世界一の市場」だという事に驚いた。国内メディアの「少子化で国内需要に未来が無いから、海外に出るしか無い」の主張(読売「チャイナリスク」、TBS「掴めチャイナ」…の連載)は、海外に市場(従業員)を求めて、国内雇用の空洞化を助長させる真の狙いは、中国の目標に沿って懐柔させる事だと考えた方が納得できる。



レアアース代替、中国商務相「日本と共同研究」

【北京=幸内康】中国の陳徳銘商務相は7日、全国人民代表大会(全人代=国会)開催に合わせた記者会見で、レアアース(希土類)について「日本やその他の国と代替できる素材の研究を共同で進めたい」と述べた。
ただ、輸出枠の削減については、「国内でも使用を制限している」と指摘し、理解を求めた。
中国は世界のレアアース生産量の9割超を供給しているが、資源枯渇と環境汚染を防ぐために、輸出枠の削減を行っている。陳商務相が海外との共同研究に意欲を見せたことで、今後の中国のレアアースを巡る政策に、どのような変化が見られるのか注目される。
(2011年3月7日21時56分 読売新聞

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レアアース関連技術で協力を=中国が日本に期待

【北京時事】中国の陳徳銘商務相は7日の記者会見で、「レアアース(希土類)に代わる資源を、日本などと協力して研究したい」との意向を明らかにした。
 同相は「地球上のレアアース資源は極めて限られており、従来のペースで消費すれば、いくらもたたないうちに枯渇するはずだ」と警告。「リサイクルの方法や代替原料を何としても探し出さなければならない」と、日本が誇る資源リサイクルや代替原料開発技術の導入に期待感を示した。
(2011/03/07-22:17 時事ドットコム

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レアアース「日中で研究」 中国商務相、代替品探しに意欲

【北京=池田実】中国の陳徳銘商務相は7日の記者会見で、レアアース(希土類)の輸出制限に関連し、「日本など一部の国と協力しレアアースの代替品を探していきたい」と語り、日本などと共同研究していく用意があることを明らかにした。
同相はレアアースについて「資源は非常に限られており、このままのペースで使用すれば、枯渇してしまう」と指摘。レアアースの効果的活用法や代替品研究の必要性があることを強調した。
レアアースの管理政策について、現在政府内部で検討しているとし、「他のレアアースの資源大国も技術と環境面で問題ない限り開発していくことを期待する」と語った。中国が輸出制限していることに対しては、環境上の懸念があることを強調し理解を求めた。
また中国人の高級ブランドなどの購入額が昨年23%増え、2015年には日本を超え、世界一の高級ブランド消費国となるとの見通しを示した。(2011.3/8 中日新聞

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レアアース代替品 共同開発を

中国政府は、ハイテク製品の生産に欠かせない希少な資源・レアアースの輸出を制限して国際社会から批判されていることについて、「環境保護のためだ」と強調したうえで、代替できる素材の開発などに日本や欧米各国と協力して取り組みたいという意向を示しました。

これは、中国の陳徳銘商務相が7日、記者会見で示したものです。この中で陳商務相は、中国国内でのレアアースの生産について「採掘や加工の技術は先進的とはいえず、環境や生態系に大きな影響をもたらしており、われわれは輸出だけでなく、国内での使用も制限している」と述べて、輸出の制限は環境保護のためだと強調し、改めて理解を求めました。そのうえで「レアアースは、今の勢いで使い続ければ何年もしないうちに枯渇する。われわれは、リサイクルや代替できる素材の開発を共に急ぐべきだ」と述べ、日本や欧米各国と協力してこうした技術の開発に取り組みたいという意向を示しました。日本や欧米各国では、中国によるレアアースの輸出制限を受けて、すでに代替できる素材の開発や、レアアースを使わずにハイテク製品を作る新たな技術の研究が始まっています。中国政府が、日本や欧米各国と協力してこうした分野に取り組みたい意向を示した背景には、ハイテク産業の発展につながる開発競争で後れを取りたくないという思惑もあるものとみられています。
(3月8日 7時48分 NHK)

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レアアース、中国との共同研究に慎重 経産相、技術流出を懸念

海江田万里経済産業相は8日の閣議会見で、前日に中国の陳徳銘商務相がレアアース(希土類)の代替材料に関する日中共同研究に意欲を示したことについて、「中国の意向を把握した上で、態度を決めなければいけない」と述べ、早急な共同開発に慎重姿勢を示した。
昨秋の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を契機に、世界の生産量の9割超をにぎる中国が事実上のレアアースの禁輸措置を発動。日本は、中国への過度の依存から脱却するため、調達先の拡大やリサイクルのほか、代替材料の研究開発を加速している。
経産相の発言は、共同開発による技術流出への懸念を念頭に置いたものとみられる。
中国の陳商務相は7日の北京での記者会見で、レアアースの代替材料の研究について、「日本など他国と共同で行いたい」と述べた。
(2011.3.8 11:52 MSN産経ニュース)

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レアアース代替材料 中国との共同開発に慎重姿勢

中国政府が、レアアースの代替材料の共同開発を日本側に呼びかけたことについて、海江田経済産業大臣は「すぐに共同開発とはいかない」と慎重な姿勢を示しました。
海江田経済産業大臣:「電気自動車を絡めての発言があったやに聞いています」「我が国の技術の優位性のある部分です。それとストレートに結びついたレアアース(代替品)開発は、少し慎重にならざるを得ない」
海江田大臣の発言は、中国の陳徳銘商務相が7日の会見でレアアースが枯渇する可能性を指摘したうえで、代替材料の共同研究を日本側に呼びかけたことに応じたものです。海江田大臣は、レアアースが電気自動車の電池などに利用される技術であり、我が国の技術の優位性がある部分だと指摘しました。そのうえで、「すぐに共同開発とはいかず、中国側の意向を見極めなければならない」として技術流出の可能性がある共同開発には慎重な姿勢を示しました。
(03/08 12:04 テレビ朝日)

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レアアース代替、技術流出懸念 経産相、中国との共同研究に慎重姿勢

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ハイテク製品に欠かせないレアアース(希土類)をめぐり、日中で再び温度差が生じている。代替材料の開発を日本など他国と行いたい中国側に対し、日本側は8日、態度を保留し慎重姿勢を示した。昨年来、世界のレアアースの9割超を供給する中国が供給を絞り込み、世界各国を困らせているのは周知の事実。その中国が代替材料を共同開発したいというのは「虫がよすぎる」(業界関係者)というのが日本側の本音だ。さらに根底には、技術流出に対する懸念がある。
海江田万里経済産業相は8日の閣議の記者会見で、「はいそうですか、とはいかない。(中国側の)意向を把握をしたうえで態度を決めていかねばならない」と述べた。
中国の陳徳銘商務相は7日の記者会見で、レアアースについて「代替材料を研究する必要があり、日本など他国と共同で行いたい」と話し、日本に“ラブコール”を送っていることへの返答だった。

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中国は資源枯渇などを理由に昨年7月からレアアースの輸出枠を大幅に絞りこんでいる。昨秋の尖閣諸島沖の漁船衝突事件を契機に、一時は対日輸出を停止。慌てた日本は代替材料の開発や調達先の分散化など、レアアース対策を策定し、急ピッチに手を打っている最中だ。
日本が懸念しているのは、中国などへの日本企業の基幹技術流出により、競争力が損なわれることにある。投資と時間をかけて育んだ技術をコストの安い新興国に模倣されては、競争に負けてしまうからだ。これまでも電気自動車や化学製品、家電、高速鉄道などで基幹技術の流出が取り沙汰されてきた。
経産省が約1200社を対象にした2010年の調査では、約3割の企業が海外拠点で技術流出を疑う事象があったと回答。政府は09年に不正競争防止法を改正したほか、技術流出を争う裁判で営業秘密を保護する措置を今国会に提案するなど、対策を強化している。
日中の共同開発は供給先との関係維持のための有効な手段となる可能性はある。一方でハイテク製品の関連技術を共有することにもなるため、もろ刃の剣となる危うさをはらんでいる。(滝川麻衣子)
(2011.3.9 サンケイビズ




レアアース代替できた!インクが高感度センサー

価格が高騰するレアアースの代替素材として、インクに含まれる有機分子を使うことで、世界最小、高性能の磁気センサーの開発に、千葉大の山田豊和・特任准教授(35)ら日、独、仏3か国の共同研究チームが成功したと発表した。
大きさ1ナノ・メートル(10億分の1メートル)の極小サイズながらセンサー感度 は従来品の10倍にアップ。安価な材料でパソコンなどの小型化や高性能化が図れるという。
研究成果は、21日付の科学誌「ネイチャー・ナノテクノロジー」電子版に掲載される。
山田特任准教授らが開発したのは、パソコンなどのハードディスクの記録読み取り装置に使う磁気センサー。年々高騰するレアアースなどの代替品として、太陽光電池やディスプレーなどへの応用が進む有機分子に着目。インクや染料・顔料などに含まれているフタロシアニンを使ってみたところ、有機分子1個で磁気センサーの働きをすることを発見。センサー感度も10倍になることがわかった。
(2011年2月21日09時59分 読売新聞)

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中国、レアアースの「戦略的備蓄」を開始 WSJ報道

【2月9日 AFP】ハイテク製品の製造などに不可欠なレアアース(希土類)への影響力を高めようと中国が戦略的備蓄を始めたと7日、米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal、WSJ)が報じた。
WSJによると、北部内モンゴル自治区(Inner Mongolia)に、中国の前年の年間輸出量3万9813トンを超えるレアアースを貯蔵できる施設がこの数か月で建造された。しかし戦略的備蓄の詳細は非公開にされているという。
中国は世界供給量の95%を生産するレアアース市場に強い影響力を持っている。また、米地質調査所(US Geological Survey、USGS)によると、中国のレアアース埋蔵量は世界の36%に上る。

■相次ぐレアアース規制
中国は前月、レアアース鉱山11か所を政府の管理下に置いた。この影響でレアアースの価格が上昇する可能性があると専門家はみている。
また前年12月には、2011年上半期の海外輸出量を35%削減し、輸出関税も引き上げることを決定した。
さらに現地紙Huaxia Timesによると、レアアースの抽出や加工に携わる中国企業トップ90社が参加する協会が設立され、5月から活動を開始する予定だという。(c)AFP
(2011年02月09日 16:38 AFP 発信地:北京/中国)

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