沖縄県警悪質 実名公表せず処分も軽微

沖縄県警察学校で2月中旬に行われた試験で「問題と模範解答」を盗み、解答はコピーされて全受験生が泥棒に加担していたが、悪質な事件である筈にも関わらず、全受験生が処分される事件にまで発展することはなかった。
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ちなみにネットを匿名と錯覚し「京都大など4大学の入試の問題の一部を、試験中にインターネットのYahoo!知恵袋にaicezukitが投稿したネットカンニング」については各メディアが連日検証し、組織犯罪を疑いながら善意の回答者まで厳しく批判、仙台市の男子予備校生(19)の単独犯行と発覚後も京都大が被害届を提出し警視庁と京都府警が捜査し3月3日こじつけ逮捕(偽計業務妨害)、各メディアは大事件として扱い投稿の手口だけでなく河合塾仙台校に通っていた事や成績、高校同級生から見た印象や家庭環境に至るまで詳細を報じていた…。


沖縄県警察学校の卒業試験 6人処分

沖縄県警は30日、県警察学校の卒業試験の問題と模範解答を盗んだとして巡査3人を停職1~3カ月、盗み見たとして別の巡査3人を減給1割(6カ月)の懲戒処分とした。計6人とも20代の男性。盗んだとされる3人は同日付で窃盗容疑で書類送検され、依願退職した。問題作成担当教官も管理に問題があったとして戒告処分を受けた。
県警の発表では、6人は休校日の2月11日に相次いで教官室に入り、担当教官の机の中の問題と解答を盗んだり、盗み見たりしたとされる。試験合格は巡査長に昇進する際に必要。2月中旬の試験後に盗難が発覚し、解答はコピーされ全受験生が見ていたため再試験が行われたという。
(2011年04月01日 朝日新聞社)

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警官試験窃盗 膿出し切り信頼回復を

法令や規則規律の順守、倫理観を厳しく求められる警察で前代未聞の不祥事が起きてしまった。
県警察学校の卒業試験問題と模範解答を教官室から持ち出したとして同校初任科短期課程47期生の男性巡査3人が窃盗容疑で書類送検された。3人は停職1~3月の懲戒処分を受け依願退職した。
試験問題などを盗み見たとしてほかの男性巡査3人も減給6月(100分の10)の処分を受けた。
警察官は法令に基づき犯罪や違法行為を取り締まる。職務権限を行使して法治国家の根幹を支える使命を負う。今回の不正は警察官にあるまじき言語道断の行為だ。
巡査3人が盗んだのは全9科目中5科目。校内のコピー機で4部ずつ複写し机に戻していた。減給の2人も祝日に教官室に入り試験問題と模範解答を盗み見たという。
多くの警察官は誇りを持って職務に専念し、不規則な勤務や危険も顧みず体を張って頑張っている。今回の不祥事は返す返すも残念だ。
盗まれた問題はコピーされ、学校の同期47人全員で回し読みしたというから由々しき事態だ。「盗んだ人がばれる」として指導教官に事実を隠し、全員が卒業試験に臨んだのも情けない。不正告発よりも仲間の団結を優先する歪(ゆが)んだ価値観で警察の任務を全うできると思っているのだろうか。
県警は事件を陳謝し、警察学校側は試験問題の管理や教官室の出入りを見直し教育課程の警察官らの倫理教育を徹底するという。これらは必要最低限の対応だ。
不正は今年に限ったことなのか、根が深いのではないか。疑問も禁じ得ない。県警には組織の威信にかけて過去にさかのぼった徹底調査を望みたい。組織に巣くう膿(うみ)を見つけたら、全てを出し切ってほしい。
警察は、個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧および捜査、被疑者の逮捕、交通の取締その他公共の安全と秩序の維持に当ることをもってその責務とする」。警察法はこう定める。
責務遂行にあたっては不偏不党、公平中正を旨とし「日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用(らんよう)することがあってはならない」とする。
社会正義を軽んじる警察は民主国家にそぐわない。すべての警察官が初心に立ち返り、それぞれの持ち場で信頼回復に努めてほしい。
(2011年4月1日 琉球新報)

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警察学校 卒業試験解答盗む・・・巡査6人処分

沖縄県警察学校で2月に行われた卒業試験を巡り、試験前に問題や模範解答を盗み出したなどとして、県警は30日、いずれも男性巡査の3人(23~28歳)を停職3~1か月、3人(26~29歳)を減給6か月(10分の1)の懲戒処分とした。停職処分の3人は同日、沖縄区検に窃盗容疑で書類送検され、依願退職した。
発表によると、2月17、18日に行われる予定だった初任補修科短期課程(2か月間)の試験。停職の3人は同月11日、無施錠だった教官の机の引き出しを開け、全9科目のうち、刑法や刑事訴訟法など5科目の問題と解答を盗んだ疑い。コピーした後に引き出しに戻していた。減給の3人も同じ机の引き出しを開け、5科目の問題と解答を盗み見したという。
問題と解答のコピーは受験した巡査全47人に回覧されていた。同17日の試験終了後、学校側が、一部の受験者が模範解答そのままの記述をしていることに気づき、聞き取り調査を行って発覚。2日目の試験を中止した。
懲戒処分された6人は表現を一部替えて解答。「5科目については自信がなかった。高得点をとりたかった」と説明しているという。
6人以外の巡査41人は所属長注意を受けた後、再試験で合格し、3月3日から各署で現場実習を行っている。教官の警部(41)は管理がずさんだったとして戒告となった。減給の3人は県警が再入校の可否を検討している。
大城盛重・首席監察官は「極めて遺憾。教官室に鍵をかけるなど再発防止に努めたい」としている。
(2011年3月31日 読売新聞

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警察学校で試験問題を盗む 巡査3人を書類送検

警察学校でまさかの事件が起きました。
沖縄県警察学校の卒業試験で、試験前に問題と模範解答を盗んだとして、警察学校学生の23歳の巡査2人と28歳の巡査1人が窃盗の容疑で書類送検されました。沖縄県警によると、3人は先月11日、警察学校の教官室に保管してあった卒業試験の問題と模範解答を2回に分けて盗み、同期生44人に回していたということです。3人はそれぞれ懲戒処分となりましたが、30日付で依願退職したということです。
(03/31 16:34 テレビ朝日)

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警察不祥事:巡査ら警察学校の試験盗む 3人書類送検、4人処分

県警(村田隆本部長)は30日、警察学校の教官室にあった卒業試験問題と模範解答を持ち出したとして、いずれも県警察学校初任科短期課程47期生の学生で23歳の男性巡査2人と男性巡査(28)1人の計3人を窃盗容疑で書類送検したと発表した。3人は停職1~3月の懲戒処分を受け、同日付で依願退職した。ほかに試験問題などを盗み見たとして26~29歳の男性巡査3人を減給6月(100分の10)とした。
盗んだ問題などはコピーされ、学校の同期47人全員が回し読みしていた。全員事実を認めており、所属長注意を受けた。試験が行われたのは2月17日。ほぼ模範解答通りだった巡査がいたため不審に思った教官らが調べて発覚した。
県警によると、退職した3人は2月11日午前11時すぎ、うるま市の警察学校教官室にある無施錠の机の引き出しから、初任補修科短期課程の卒業試験問題と模範解答を盗んだ疑い。うち2人は午後にも教官室に入り、問題などを持ち出した。盗まれたのは全9科目中5科目で、学校内の総務室にあるコピー機で4部ずつ複写して、机に戻していた。
減給の2人は同日午前6時50分ごろ、1人は午後1時ごろ、教官室に入り試験問題と模範解答を盗み見たという。試験問題を保管していた学校教官の男性警部(41)も、管理不十分として戒告処分を受けた。
窃盗事件当日は祝日で、学校には当直教官が1人いた。懲戒処分を受けた巡査6人のうち5人は10~11日の当番で、1人は自宅から戻ったところだった。
会見で県警の大城盛重首席監察官は「極めて遺憾で深くおわび申し上げます。職員の指導を強化し、再発防止に取り組みます」と陳謝した。
(2011年3月31日 琉球新報

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同期全員コピー回覧 警察学校試験不正

巡査6人の懲戒処分を発表する30日午後の県警会見の冒頭、大城盛重首席監察官と東濱和治警察学校長は頭を深く下げ陳謝した。記者団から飛び交う質問に、あらかじめ20分間と限られた会見では収まらず、発覚に至った経緯の説明に県警幹部らは苦渋の表情を浮かべ、対応に追われた。
前代未聞の不正があったのは2月11日。卒業試験を6日後に控え、学校内の警備当番日が前後で重なる初任補修科の巡査ら6人は、当直責任者が1人体制となる祝日の教官室で、不在を見計らい不正に手を染めた。
日ごろから相談や指示を受ける際に、自由に出入りの利く教官室。施錠をするなど試験問題を管理する上での明確な規定がない中、3人の巡査が、無施錠の机の中から論文形式の試験問題と解答の内容を盗み見た後、情報を得た他の3人が持ち出しコピー。あらかじめ出題範囲が指定されていた科目以外の、苦手な捜査や交通、刑事訴訟法などの5科目が意図的に持ち出されると、同期全員へ“模範”解答が筒抜けとなった。
試験当日、採点にあたった教官が酷似した答案を発見。調べを進めるなかで不正が発覚すると、その後予定された卒業試験は中止となった。
通常、卒業試験で“赤点”の場合、補習授業と再試験をして卒業式に臨む。点数は配属先やその後の昇進にはほとんど影響しないという。県警幹部からは「答案が出回った事実を知りながら告発がなかった事が寂しい。本当の意味でプロの警察官を育てていかないといけない」との声も漏れている。
県警監察課は、再発防止策として「試験問題の管理方法や巡査らに対する倫理教養の徹底をはかっていく」とする一方で、内容については「協議している段階」とし、具体的な方策を明らかにすることなく会見を終了した。

[視点]
法守る立場 自覚欠如
若手の教育 再考急務

県民の警察に対する信頼を大きく揺るがす不祥事が発覚した。警察学校の卒業試験の問題と解答を同校に在籍する現職警察官が盗むという前代未聞の事件。「試験で悪い点を取りたくなかった」。不正に関わった6人は単純な動機で悪事に手を染めてしまった。
法の順守を訴える側の警察官としての自覚が欠如している。県民の安全・安心を守ろうと、現場で命を張って奮闘する先輩らの思いも踏みにじる行為だ。
まっすぐに、熱い気持ちを誇りにかえて」。県警ホームページの採用募集にはこんなうたい文句が記されている。社会正義の実現を果たそうと、彼らはこうした思いを胸に約1年前に警察学校の門をくぐったはずだ。学校や警察署での現場実習で何を学んできたのかと疑問符がつく。
所属長注意で済んだ同期らも事の重大さを認識すべきだろう。許されないことと認識していたにもかかわらず、誰一人として自ら申し出る者がいなかったことにも事態の深刻さが表れている。
一方で、管理・指導する側の責任も見逃せない。貴重品を無施錠で管理していた点や、約1年の指導・教育が果たして十分だったのか、「身内」への甘さがあったとも指摘できる。
再発防止と信頼回復のためには、警察学校をはじめ県警全体として、若手指導の在り方を再考するとともに、徹底した社会教育が求められている。(社会部・石川亮太)
(社会 2011年3月31日 09時50分 沖縄タイムス)

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警察学校の試験問題盗む、巡査3人書類送検

沖縄県警の警察学校の卒業試験で、「集団カンニング」が発覚した。
教官の机の引き出しから事前に問題用紙や模範解答を盗み出したとして、巡査3人が書類送検された。県警によると、3人は卒業試験を間近に控えた先月11日、教官室の机の引き出しにあった「刑法」など5科目分の試験問題などを持ち出し、コピーしたという。コピーは47人の学生全員に出回っていた。3人は停職処分となり、30日付で退職した。
また、問題を盗み見たなどとして他の巡査3人を減給処分、教官も戒告処分となっている。
(日テレNEWS24 - ‎2011年3月30日 20:50)

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模範解答盗み巡査3人書類送検=「悪い点取りたくなかった」-沖縄県警

警察学校の試験問題の模範解答を盗んだとして、沖縄県警は30日、20代の巡査3人を窃盗容疑で書類送検した。3人は容疑を認め、「悪い点を取りたくなかった」などと話しているといい、同日付で依願退職した。
送検容疑は、警察学校で研修中の2月11日、教官室に入り込み、無施錠だった机の引き出しから5教科分の模範解答を盗んだ疑い。
県警によると、3人は同日中に学校内で模範解答のコピーを取り、同期生44人に配ったという。試験は同月17日にあり、採点した教官が模範解答に酷似した回答に気づいて発覚した。
県警は、別の巡査3人も教官室に入り込み模範解答を盗み見たとして、減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。無施錠の机に試験問題を保管していた教官は戒告処分とした。
(2011/03/30-19:44 時事ドットコム

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警察学校卒業試験の解答盗む、巡査6人処分

沖縄県警察学校が2月に行った卒業試験の一部の問題・模範解答を試験前に教官の机から盗んだなどとして、県警は30日、いずれも男性巡査の3人(23~28歳)を3~1か月の停職、3人(26~29歳)を6か月間の減給(10分の1)の懲戒処分とした。
停職の3人は同日、沖縄区検に窃盗容疑で書類送検され、即日、依願退職した。
発表によると、初任補修科短期課程(2か月間)の試験。停職の3人は2月11日の午前11時20分頃~同45分頃の間と、午後2時半頃~同3時半頃の間、無施錠だった教官の机の引き出しを開け、九つの試験科目のうち刑法、刑事訴訟法など5科目の問題と回答を盗んだ疑い。コピーした後に引き出しに戻したという。
別の3人は同日の午前6時50分頃と午後1時頃、同じ机の引き出しを開け、同5科目の問題と解答を盗み見したという。
問題と解答のコピーは試験を受けた巡査全員(47人)が事前に回覧。試験は同月17、18の2日間の予定だったが、初日終了後、学校側が模範解答通りの記述があることを不審に思って調査し、発覚した。県警は、教官の警部についても管理がずさんだったとして戒告とし、6人以外の巡査41人については所属長注意とした。
6人を除く41人は問題発覚後、再試験を受けて全員が合格し、3月3日から各所属先で現場実習に入っている。
(2011年3月30日19時00分 読売新聞
朝日新聞は短く報じ、毎日新聞と産経新聞は記事すらないので、取材が長引き数日経てば社説等何らかの形で批判記事がでると期待していたが『完全黙殺』、警察に屈せずメディアの誇りと責任感を貫いたのは“沖縄タイムス”だけだった。

この記事へのコメント

太陽
2011年05月12日 12:35
とにかく実名を公表すべき、一般論では理解を超えて根元はかなり深いところにある。

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