ベテラン警部ら警視庁に諂うスポニチ

警視庁捜査1課警部、白鳥陽一容疑者と警察OB2人が逮捕。ようやく実名報道されたが、スポーツニッポンの記事構成は警視庁と異常な“親密ぶり”で、警察の飼い犬だと露呈する形となった。



■ 捜査情報漏えい容疑、警視庁警部ら逮捕

警視庁の現役警部の逮捕です。「品川美容外科」の医療過誤事件をめぐり、捜査情報が病院側に漏えいしていた問題で、警視庁は事件の捜査を担当していた捜査1課の現職の警部や警視庁OBの男ら3人を逮捕しました。
「心からおわび申し上げます」(警視庁 桜沢健一警務部参事官)
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深々と頭を下げて謝罪する警視庁幹部。警視庁は22日、捜査1課の現職警部・白鳥陽一容疑者(58)を地方公務員法の守秘義務違反の疑いで逮捕しました。舞台となったのは東京の「品川美容外科」です。白鳥容疑者はこの病院で起きた医療過誤事件の捜査を担当する係長でしたが、捜査中の去年3月~8月ごろにかけ、病院側に捜査資料のコピーを渡して捜査情報を漏えいした疑いが持たれています。
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警視庁は白鳥容疑者とともに、元警視庁捜査員で、事件当時、品川美容外科の顧問だった中道宜昭容疑者(53)、そして石原三八一容疑者(61)の2人も地方公務員法の「そそのかし」の疑いで逮捕しました。
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今年3月に行われた品川美容外科への家宅捜索で捜査資料が見つかっていたことから、警視庁は資料漏えいのいきさつを調べていました。

「絶対、俺はそんなことしていない」(白鳥陽一容疑者)

今年5月、白鳥容疑者はJNNの取材に応じ、漏えいについて全面的に否定していました。
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「(捜査資料が)誰から出たのか分からないから、実際、俺としては困っている。そもそも“家宅捜索で出た資料は俺が出した”という話が絵図がかかれているからおかしな話だ。なんで俺が中道容疑者に流さなきゃいけないの?俺は事件の責任者だよ」(白鳥陽一容疑者 5月)

しかし、警視庁は、漏えいの背景には双方の「癒着」の構図があったとみます。白鳥容疑者は中道容疑者と5年半の間、捜査1課に在籍しました。また、石原容疑者とは7か月間、亀有警察署で一緒に勤務していました。
警視庁によりますと、中道容疑者と石原容疑者が品川美容外科に入社したのは白鳥容疑者の働きかけがあったためだということです。
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2人が病院に就職したのは医療過誤事件の捜査が始まった直後で、双方はその後もたびたび食事などを共にしていました。

Q.どういう経緯で中道さんが品川美容外科に入られた?
「業過事件に詳しい人間が誰かいないかという相談があったので、中道だとかそういうふうなものはいるのかなということで名前は出しましたよ」(白鳥陽一容疑者 5月)

捜査1課内で医療過誤事件のエキスパートとして知られた白鳥容疑者。捜査対象との「距離」に問題があったのでしょうか?取り調べに対し、白鳥容疑者は「漏えいした覚えはない」と容疑を否認しているほか、中道容疑者ら2人も「漏えいをそそのかしたことはない」などと容疑を否認しています。警視庁は3人を取り調べ、情報漏えいのいきさつを捜査しています。
(22日16:17 毎日放送

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捜査資料漏えい容疑で警部ら3人逮捕 品川美容外科事件
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品川美容外科池袋院(東京都豊島区)で起きた業務上過失致死事件の捜査資料が同外科側に流出した事件で、警視庁は22日、地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで、千葉県印西市、同庁捜査一課警部の白鳥(しろとり)陽一容疑者(58)を逮捕。同法違反(そそのかし)容疑で、ともに元警視庁警部で品川美容外科に再就職していた同県野田市、中道宜昭(なかみち・のりあき)(53)、茨城県守谷市、石原三八一(みやかず)(61)の両容疑者を逮捕した。
警視庁は3人の自宅や捜査一課など十数カ所を家宅捜索。同庁によると、白鳥容疑者は「漏えいした覚えはない」、中道、石原両容疑者は「そそのかしてはいない」と容疑を否認している。
逮捕容疑では、白鳥容疑者は昨年3~8月、同外科で手術後に死亡した女性=当時(70)=に関するメモなどの捜査資料のコピーを中道、石原両容疑者らに手渡し、職務上知り得た秘密を漏らしたとされる。中道、石原両容疑者は昨年3月ごろ、都内で白鳥容疑者と面会し、女性の遺族との示談交渉を進めるために、資料を漏らすようそそのかしたとされる。
白鳥容疑者は1971年に採用され、医療過誤などの業務上過失致死傷事件を捜査する捜査一課特殊犯捜査三係の係長。品川美容外科池袋院の医療過誤の捜査を指揮していた。中道容疑者とは捜査一課で5年5カ月、石原容疑者とは亀有署刑事課で7カ月、一緒に働いていた。
白鳥容疑者は逮捕前、本紙の取材に「プライベートで(中道容疑者と)数回会ったが、捜査情報を漏らしたり、資料を渡したりしたことは一切ない」と話していた。
捜査資料のコピーは今年3月、品川美容外科の東京都港区内の事務所への家宅捜索で、同外科幹部の机の引き出しから発見された。
同外科池袋院の医療過誤では、業務上過失致死容疑で執刀医(38)が逮捕され、今年5月に起訴された。
(2011年7月22日 13時50分 中日新聞)

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逮捕の警部 たびたび飲食接待か
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警視庁捜査一課の現職の警部が、美容外科の手術ミスを巡る事件の捜査資料を美容外科に再就職した元警部2人に流していた疑いで逮捕された事件で、警部は、元警部らからたびたび飲食の接待を受けていたということで、警視庁は、こうした場で資料を流すよう働きかけがあったとみて調べることにしています。警部ら3人は、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、警視庁捜査一課の警部、白鳥陽一容疑者(58)と、いずれも警視庁の元警部で東京の品川美容外科に再就職した中道宜昭容疑者(53)と石原三八一容疑者(61)の合わせて3人です。白鳥警部はおととし、品川美容外科のクリニックで女性が死亡した医療事故の捜査を担当していましたが、警視庁の調べによりますと、去年3月から8月ごろにかけて、事故の経緯をまとめた文書などの捜査資料を中道元警部ら2人に流していたとして、地方公務員法の守秘義務違反の疑いが持たれています。調べに対し、白鳥警部は「漏えいした覚えはない」と供述するなど、3人はいずれも容疑を否認しているということです。警視庁によりますと、白鳥警部は捜査一課などで一緒に勤務していた中道元警部ら2人を医療事故の捜査のさなかの去年3月に美容外科に再就職をあっせんしていましたが、その後、東京・品川区の日本料理店などで元警部らからたびたび、飲食の接待を受けていたということです。白鳥警部は、こうした美容外科側との飲食が発覚したため、ことし3月に捜査から外されていました。警視庁は、飲食の接待の場で資料を流すよう働きかけがあったとみて調べることにしています。
(7月22日 12時2分 NHK)

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疲労が色濃く 頭下げる警視庁幹部
「退職職員の再就職はいかんともし難い」


現職の警部とOB2人が逮捕された捜査資料漏えい事件。警視庁で22日早朝に開かれた逮捕後の記者会見で、桜沢健一警務部参事官は「現職警官として言語道断。都民の信頼を著しく損ね、心からおわび申し上げる」と陳謝。約20秒間にわたり頭を深々と下げ、表情には疲労が色濃くにじんだ
桜沢参事官は付箋がびっしり貼られたファイル2冊を携えて午前6時半からの会見に臨んだ。
報道陣の質問に「今後の捜査で…」と慎重な言い回しを繰り返す場面もあったが、現職の捜査1課警部白鳥陽一容疑者(58)が捜査対象の品川美容外科関係者と飲食を共にしていたことを明らかにすると、「不見識」と語気を強めた
白鳥容疑者がOBの元警部中道宜昭容疑者(53)ら2人の再就職を同外科側に働き掛けていたことについて「通常あり得ない」「極めて異例」と厳しく指弾したが、「(一度)退職した職員の再就職はいかんともし難い」と当惑した表情を隠さなかった
(2011年7月22日 12:10 スポーツニッポン)

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“親密ぶり”は異常 ベテラン警部専門知識は「医者にも負けないほど」
 
捜査情報を漏えいしたとして22日、地方公務員法違反容疑で逮捕された警視庁捜査1課警部白鳥陽一容疑者(58)は、医療過誤や大事故など業務上過失致死傷事件の捜査を数多く手掛けてきたベテラン刑事。高度な知識や豊富な人脈に専門家も一目置く「業過事件のプロ」だった
白鳥容疑者は1971年3月に警視庁に採用。医療ミスや航空機、鉄道の事故などで捜査する特殊犯捜査係に通算で12年3カ月間在籍した。2007年3月に警部に昇任し、08年9月から特殊犯捜査3係長として現場を取り仕切ってきた。これまでに警視総監賞などの表彰は約20回に上る
捜査した中には、02年に患者が死亡した東京慈恵会医大青戸病院の腹腔鏡手術事故や、07年に東京・渋谷で3人が死亡した温泉施設爆発事故など社会的に注目された事件が少なくない。
医療過誤の捜査には専門知識が不可欠。白鳥容疑者は「医者にも負けないほど」(警視庁元幹部)で、長年の捜査で培った人脈も豊富一目置く医療関係者も多かったという
一方、捜査1課OBで元警部の中道宜昭容疑者(53)との“親密ぶり”に関係者は眉をひそめていた。鑑識などが長く、捜査1課で白鳥容疑者と約5年5カ月一緒だった中道容疑者は約2年前に「親の介護」を理由に退職。脂肪吸引手術で女性が死亡した事件後の昨春、品川美容外科の「顧問」に再就職した。
「シラさんと打ち合わせてくる」。同外科の関係者によると、中道容疑者は頻繁に事件の担当だった白鳥容疑者と飲食していた。情報漏えい疑惑が浮上した後の4月、中道容疑者は同外科の顧問を辞めていた
(2011年7月22日 07:58 スポーツニッポン)

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逮捕のベテラン警部「まずいと思い、飲食代も自分で支払った

警視庁が22日、地方公務員法違反容疑で逮捕した捜査1課警部の白鳥陽一容疑者(58)は7月、共同通信の取材に対し、中道宜昭容疑者(53)らへの捜査情報の漏えいを否定していた。一問一答は次の通り。
 ―捜査資料が漏えいしているが。
「家宅捜索の際に資料が出てきたのは見たが、俺じゃない」
 ―どこから漏れたと思うか。
 「分からない」
 ―中道容疑者らに家宅捜索の日程などを教えたことは。
「捜査状況を聞かれたことはあるが言っていない」
 ―中道容疑者と頻繁に連絡を取り合っていたようだが。
「捜査の仕方について抗議を受けていただけ」
 ―品川美容外科の関係者と料亭で会食をしているが。
「(中道容疑者ら)2人がいるだけだと思っていた。まずいと思い、飲食代も自分で支払った」
(2011年7月22日 07:42 スポーツニッポン)

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「捜査経験あるから入れろ」=警部、院長にOB採用要求-美容外科に資料流出

医療過誤事件で捜索を受けた品川美容外科(東京都港区)に警視庁の捜査資料が流出した事件で、地方公務員法違反容疑で逮捕された同庁捜査1課警部の白鳥陽一容疑者(58)が同外科総院長を呼び付け、「医療事故の捜査経験があるから(同外科に)入れろ」と、いずれも同庁元警部の中道宜昭(53)、石原三八一(61)両容疑者の採用を要求していたことが22日、分かった。
 捜査関係者によると、白鳥容疑者は両容疑者が同外科に再就職した後も、東京都千代田区のホテル内の高級料亭や千葉県内のスナックなどでたびたび飲食を共にしていた。白鳥容疑者は両容疑者の依頼で捜査資料のコピーを渡していたとみられ、同庁は癒着の全容解明を進める。
(2011/07/22-18:09 時事通信

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「言語道断」「極めて異例」=早朝の会見、詳細説明避ける-情報漏えいで警視庁幹部

画像「言語道断の行為で、おわび申し上げる」。女性の死亡事故があった品川美容外科に捜査資料が漏えいし、警視庁の現職警部が逮捕された事件で、同庁の桜沢健一警務部参事官は22日早朝に記者会見し、厳しい表情で頭を下げた。一方で、漏えい経緯については「捜査の中で明らかにする」と繰り返し、詳細な説明を避けた。
桜沢参事官は会見冒頭、約10秒間、深々と頭を下げると、カメラのフラッシュが一斉にたかれた。
逮捕された捜査1課警部白鳥陽一容疑者(58)が捜査中に同外科関係者と飲食を共にしていたことについて「明らかに不見識」と指摘。同容疑者は捜査対象の同外科にOB2人の再就職を持ち掛けており、「大変問題があるが、退職者には指導はできないのでいかんともし難い」と釈明した。
構造的な問題ではないかとの質問には「極めて異例な事件と考えている」と答えた。
(2011/07/22-09:05 時事通信)

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警視庁警部逮捕=美容外科に情報漏えい
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品川美容外科への捜査資料流出事件で警視庁は22日、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で、捜査を指揮した現職警部白鳥陽一容疑者を逮捕。同外科に再就職した中道宜昭容疑者(写真中央)らOB2人を唆し容疑で逮捕 【時事通信社

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警視庁警部を逮捕へ=捜査情報漏えい、OB2人も聴取-死亡事故の美容外科に

東京都豊島区の品川美容外科池袋院で脂肪吸引手術を受けた女性が死亡した事件で、同外科側に捜査情報を漏らしたとして、警視庁は21日、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で、捜査を指揮した同庁捜査1課の現職警部(58)を逮捕する方針を固めた。22日未明にも逮捕する。
同法違反の唆し容疑で、いずれも警視庁OBで同外科に再就職した元警部2人も取り調べており、立件の可否を検討する。
捜査情報はOB2人を通じて流れたとみられ、同課が今年3月9日と23日に家宅捜索した際、捜査資料のコピーを発見、押収した。
捜査関係者によると、現職警部は死亡した女性の解剖所見や捜査の進展状況を示す資料のコピーをOB2人に渡し、同外科に捜査情報を漏らした疑いがある。
警部は1971年警視庁入り。捜査1課勤務が長く、2007年に警部となってからは医療過誤や業務上過失致死事件などを捜査する係を指揮していた。
(2011/07/22-01:40 時事通信

スポーツニッポンの記事は警視庁捜査1課警部・白鳥陽一が冤罪であるかのように錯覚させる弁解を掲載。その後白鳥陽一の知識や表彰された実績(本当に真っ当な捜査成果!?)を絶賛、仮に道を踏み外していたとしても、「親の介護」を理由に退職した同僚のためだと同情や共感を誘い、白鳥陽一ら悪徳警官に味方だとアピール。桜沢健一警務部参事官の会見を不祥事に強い危機感と反省が見られる誠意ある対応という構図の記事に纏めている。

だがスポニチが桜沢健一警務部参事官の「通常あり得ない」「極めて異例」を厳しく指弾としたとする一方で、時事通信の記事では「構造的な問題で闇が根深いのはないか」との質問を、一捜査員の問題にすり替え、検察の改ざん事件と同様、膿を出し改革する気は全く無い…と間逆に読める。膿を出したら警官がいなくなるとの懸念は分かるが、事実上「何もしない」ことを宣言した桜沢健一は、仕事と割りきり頭を下げてはいるが、腹の中では舌を出してると感じた。

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