大阪府警警部ら書類偽造、証拠も大量紛失

大阪府警東淀川署交通捜査担当の警部と警部補が、当逃げ事件の証拠品を所有者に返還済と嘘を記載し保管庫に収納。2人が部署を異動後、証拠は紛失。大阪府警は不要と思った別の署員に捨てられた可能性が高いとしている。
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<大阪府警>警官、捜査書類偽造か 証拠品返却装う

大阪府警東淀川署で10年4月、当時の交通課課長代理の男性警部(58)と同課交通捜査係長の男性警部補(54)が、当て逃げ事件に関する証拠品を所有者に返却したように装う虚偽の捜査書類を作成していた疑いがあることが2日、府警への取材で分かった。この捜査書類には必要な押印がなかったほか、証拠品の大半がなくなっていた。府警は近く、虚偽無印公文書作成・同行使容疑で2人を書類送検して処分する方針。
府警によると、08年1月に大阪市東淀川区の交差点で2台の乗用車が衝突。一方の車に乗っていた男女数人が車を放置して逃げた。
車内には逃げた男性のものとみられる住民基本台帳カードなどがあり、男性が「自分は車に乗っていないし、関わりたくない」と事情聴取を拒否した。
一方、被害男性は被害届を出さなかったため、捜査は事実上中断。警部補は「事件を終わらせるため、証拠品を返却したことにしないか」と警部に提案し、警部も了承した。警部補は10年4月、証拠物件保存簿に男性に証拠品を返却したように虚偽の記載をしたという。【近藤大介】
(4月3日(火)13時0分配信/最終更新:4月3日(火)13時0分 毎日新聞)

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証拠紛失、「返還」と虚偽記載の疑い 警部ら書類送検へ

大阪府警東淀川署の交通課に勤務していた男性警部(58)ら2人が2010年4月、当て逃げ事故に絡む証拠品を持ち主に返していないのに、署の保管記録に「還付」と虚偽の内容を書き込んでいた疑いのあることが府警への取材でわかった。捜査が進んでいないのを隠そうとしたとみられ、府警は虚偽無印公文書作成・同行使容疑で2人を近く書類送検し、処分を検討している。
府警監察室によると、2人は当時、東淀川署交通課の課長代理だった警部と、部下で交通捜査係の係長だった男性警部補(54)。
証拠品は08年1月に大阪市東淀川区で起きた自動車同士の事故で、現場に放置されたレンタカーの車内から押収した現金約9万2千円が入った財布やカード類など17点。押収後、正規の保管庫に収めないなど管理方法もずさんで、署の会計課に預けた現金などを除いて15点がなくなっていた。レンタカーに乗っていた男女数人は事故後、その場から逃げたという。
(2012年4月3日 朝日新聞)

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証拠品「返還」とウソ文書…大阪府警警部ら

大阪府警は2日、東淀川署の交通捜査担当だった警部(58)と警部補(54)が2年前、当て逃げ事件の証拠品としてキャッシュカードなど17点を保管しながら、所有者に返還したと保存簿にうその記載をしていた、と発表した。警部らは「所有者が分からず、早く処理を終わらせたかった」と説明しているという。証拠品はその後、署内からなくなっており、府警は2人を虚偽無印公文書作成・同行使容疑で書類送検するとともに、紛失の経緯も調べる。
府警監察室によると、証拠品はカードや9万2000円入りの財布などで、2008年1月、大阪市東淀川区の交差点で乗用車と衝突し、現場に乗り捨てられたレンタカーの車内にあった。被害者にけがはなく、捜査も望まなかったため、証拠品は、同署が所有者に返還することになった。
警部補は、カードの名義などから所有者と思われる人物に連絡したが否定され、特定が難航。このため、警部補は10年4月、「返したことにしましょう」と警部に提案。警部も了承し、証拠品保存簿に「還付」と虚偽の記載をしたという。
証拠品は署内の保管庫に収納されたが、現金は署の会計課が金庫で管理。警部と警部補はその後、別の部署に異動したが、同課の署員が昨年10月、現金が3年以上、返還されていないのを不審に思い、署で内部調査して発覚した。
一方、現金以外の証拠品については、別の署員が「不要と思い、署内の書類置き場に移した」と説明。書類は定期的に廃棄されており、府警は「証拠品も一緒に捨てられた可能性が高い」としている。
府警では先月にも、福島署に勤務していた警部らがたばこの吸い殻を証拠品として捏造(ねつぞう)したとして、証拠隠滅容疑などで書類送検されている。
(2012年4月3日 読売新聞)

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還付書類偽造、証拠も大量紛失=押印なしでも署長決裁―大阪府警

大阪府警は2日、東淀川署交通課に勤務していた男性警部(58)と男性警部補(54)が証拠品を所有者に還付したとする書類を偽造する一方、同署のずさんな管理で多くの証拠品を紛失していたと発表した。警部補は書類に押印し忘れていたが、署長らがそのまま決裁するミスもあり、府警は虚偽無印公文書作成・同行使容疑で警部らを近く書類送検する方針。監督責任を含めた処分も検討している。
(2012年4月2日 19時56分 時事通信)

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