長野県警松本署・須坂署らを愛知県警が捜索

犯罪捜査用のデータ照会で個人情報を警察OBに数千円で流してた警官2人が勤務してた長野県警の梓川駐在所や小布施町交番、松本署須坂署など四箇所を、愛知県警が家宅捜索。
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(07月21日(土) 報道特集)

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他県警の捜索「情けない」 情報漏えい 沈む県警署員ら
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家宅捜索のため、松本署梓川駐在所に入る愛知県警の捜査員ら=21日午前10時44分
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須坂署小布施町交番から、押収物が入った段ボール箱を運び出す愛知県警の捜査員=21日午後0時40分ごろ

長野県警の警察官2人が、個人情報を漏らしたとして愛知県警に逮捕された事件。愛知県警は21日、2人が勤務していた駐在所や交番、松本署、須坂署などを家宅捜索した。県警の施設が他県警に家宅捜索されるという異例の事態を、長野県警の警察官らは表情をこわばらせて見守った。「捜査にはできる限り協力する」と話す幹部の表情も暗く沈んだ。
地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで逮捕された松本署の巡査部長、石黒俊雄容疑者(60)が主任として勤務していた同署梓川駐在所(松本市梓川梓)。午前10時45分ごろ、愛知県警の捜査員ら4人が段ボール箱を持って家宅捜索に入った。窓の奥でカーテンがすぐに引かれ、中の様子はうかがえなくなった。
駐在所が面する県道を通り掛かる車のドライバーは、大勢の報道陣に驚いた様子。通り過ぎながら、駐在所の方向をのぞきこむ人もいた。
捜査員3人がワゴン車で到着した松本署では、署員の1人が取材に対し「情けない限りだが仕方ない。真摯(しんし)に受け止める。捜査にはできる限り協力したい」と話した。
同容疑で逮捕された須坂署の巡査部長、倉品宏容疑者(50)が主任を務めていた同署小布施町交番(上高井郡小布施町小布施)にも、同11時ごろ、愛知県警の捜査員4人が捜索に入った。最初に同容疑者の机の引き出しを開け、中を確認。その後、室内でブラインドが下ろされ、捜索の様子は見えなくなった。
須坂署に捜索に入ったのは捜査員3人。段ボール1箱を手に、足早に庁内に入った。浅川博章副署長は取材に「署員は皆沈んでいる。何も言える立場にはないが、捜査にはできる限り協力する」と硬い表情だった。
(07月21日(土) 信濃毎日新聞)

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県警、またも失態 情報漏えい事件
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逮捕された2人の警察官の勤務態度などについて話す飯浜誠警務部長=県警本部で

県警の現職警官二人とOBの計三人が二十日、地方公務員法違反の疑いで愛知県警に逮捕された事件。職務上知り得た自動車の所有者情報を漏えいしたとされ、わいせつ事件などの不祥事が相次ぐ県警にとって、またもや大きな失態となった。幹部は会見で深々と頭を下げて謝罪し、再発防止に取り組む方針を示したが、信頼回復への道のりは遠い。
逮捕されたのは、巡査部長で松本署梓川駐在所の石黒俊雄(60)=松本市梓川梓、須坂署小布施町交番の倉品宏(50)=中野市中野、OBで探偵会社社長の平林大生(60)=松川村=の三容疑者。
「地域の情報をよく集めていた」「良い人だったが残念だ」「正義感にあふれていたのに…」。逮捕情報が流れると、県内各署で三人を知る中堅以上の警官の間に動揺が広がった。がっくり肩を落とす姿も。
県警の不祥事は今年に入り続発している。四月には千曲署生活安全課の巡査長=懲戒免職=が強制わいせつ致傷容疑で逮捕され、三回にわたり起訴。六月にも岡谷署駅前交番の巡査部長=減給の懲戒処分、依願退職=が、盗撮しようとしたとして県迷惑防止条例違反容疑で書類送検された。同じ月に諏訪署員二人が、逮捕された容疑者の国選弁護人選任手続きを忘れるミスもあった。
千曲署員のわいせつ事件を受け、県警は八月中にも再発防止策をまとめる予定だったが、新たに岡谷、諏訪両署でも不祥事が起きたため、これらを含めた内容に練り直している矢先だった。
今回の事件で、さらに再考を迫られるのは必至だ。
県警は午後五時ごろ会見を開き、飯浜誠警務部長が「国民への背信で、警察官としてあるまじき行為」と陳謝。緊急対策として各署や交番での情報照会作業の点検や、情報管理のあり方の検討に入ることを説明した。
三容疑者が一時、同時に勤務していた松本署は午後に幹部を集めて緊急会議を開催。小田原勝副署長は取材に「言い訳にしかならないが、情報の扱いは口酸っぱく指導してきたつもりだ」と話した。今後、署内での再発防止策を検討する。
( 2012年7月21日 中日新聞)

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警察官、OBの「依頼断れず」車検情報漏えい
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愛知県警が手がけてきた個人情報漏えい事件の捜査は、現職警察官の関与をあぶりだした。
地方公務員法(守秘義務)違反容疑で20日逮捕された長野県警の巡査部長らは、捜査で使うための端末を、住所などの個人情報取得に利用。漏えいを依頼したとして逮捕された業者は同県警OBで、事件は、警察人脈のなれ合いの構図を浮き彫りにした。事態の重大さに、記者会見した長野県警幹部は「警察官の権限を悪用した国民への背信行為」と深く頭を下げた。
「依頼を断ることができなかった」。地方公務員法違反容疑で逮捕された長野県警の現職警察官2人と県警OB。その一人、須坂署小布施町交番の倉品宏容疑者(50)はこう供述しているという。
愛知、長野両県警によると、3容疑者は、複数の勤務地で接点があった。松本署梓川駐在所の石黒俊雄容疑者(60)は1975年4月、倉品容疑者は81年4月にそれぞれ長野県警入り。県警OBで調査会社「エイシンリサーチ」社長、平林大生(だいお)容疑者(60)は70年に県警に採用された“先輩”だった。
3容疑者とも98年3月まで松本署に勤務していたほか、倉品、平林両容疑者は93年3月までの2年間は、大町署で一緒だった。
(2012年7月21日16時46分 読売新聞

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警察官情報漏えいで愛知県警が長野県松本署を捜索

車の所有者の個人情報を漏らしたとして、長野県警の警察官2人とOBの男が20日、逮捕されました。愛知県警は、容疑者らが勤務していた警察署などを家宅捜索しています。
この事件は、長野県警の巡査部長・石黒俊雄容疑者(60)と倉品宏容疑者(50)が、県警OBで探偵業の平林大生容疑者(60)に頼まれて車の所有者の個人情報を調べ、漏らしたとして3人が逮捕されたものです。愛知県警は21日、3人が過去に勤務が重なった松本警察署のほか、情報を照会した駐在所など4カ所を家宅捜索しています。愛知県警は、石黒容疑者らが漏えいの見返りに平林容疑者から報酬を受け取っていた可能性もあるとみて、贈収賄容疑も視野に捜査を進めています。
(07/21 14:26 テレビ朝日)

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県警幹部、沈痛な表情…車検証情報漏えい
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現職警察官2人の逮捕を受けた記者会見で頭を下げる飯浜誠警務部長(手前)と臼田勝信首席監察官(20日午後、県警本部で)

「警察官にあるまじき行為だ」――。車検証に記載された個人情報を漏えいしたなどとして、松本、須坂両署の巡査部長2人と県警OBの男が20日、愛知県警に地方公務員法違反容疑で逮捕された事件。今春以降の相次ぐ不祥事を受け、綱紀粛正に取り組んできた最中の異常事態に、県警幹部は沈痛な表情を浮かべた。
発表によると、同法違反(守秘義務)容疑で逮捕されたのは、松本署梓川駐在所の石黒俊雄(60)(松本市梓川梓)、須坂署小布施町交番の倉品宏(50)(中野市中野)両容疑者。同法違反(唆し)容疑で逮捕されたのは、県警OBの調査会社社長平林大生(だいお)容疑者(60)(松川村)。
石黒、倉品両容疑者はそれぞれ、勤務先の駐在所と交番に備え付けの端末を使い、警察庁の「警察情報システム」に接続して車の所有者情報を入手し、平林容疑者に漏えいしたという。
石黒容疑者は1975年4月、倉品容疑者は81年4月に県警に採用された。平林容疑者は70年に県警に採用後、巡査部長だった98年に「一身上の理由」で依願退職した。3容疑者は1994年3月~98年3月の同時期に松本署に勤務するなど、複数の勤務地で接点があったという。いずれも勤務態度に問題はなく、19日まで通常通り勤務していた。
警察官に与えられた権限を悪用した国民への背信行為。国民の皆様に深くおわび申し上げる」。3容疑者の逮捕を受け、県警の飯浜誠警務部長と臼田勝信首席監察官は20日夕、県警本部で記者会見し、深々と頭を下げた。県警は5月、相次ぐ不祥事の再発防止に向け、佐々木真郎本部長をトップとする対策委員会を設置したばかり。会見で飯浜警務部長は「非常に厳しく受け止めている。再発防止に万全を期したい」と繰り返した。
背景には現職警察官とOBのなれ合いも指摘されているが、臼田首席監察官は「退職する警察官には(便宜供与などの)働きかけをしないよう書面で約束してもらっている」と話した。
県民からも憤りの声が聞かれた。平林容疑者が経営する調査会社「エイシンリサーチ」(松川村)の近くに住む50歳代の女性は「法律を守る上で一番の見本となるべき人たちがこうしたことを続けると、県民も警察を信用しなくなる」と話した。
県内では4月以降、現職警察官による不祥事が3件続発。4~5月には元千曲署生活安全課の巡査長(懲戒免職)が強制わいせつ致傷事件で逮捕、起訴された。6月18日には元岡谷署地域課の巡査長(依願退職)が県迷惑防止条例違反(卑わいな言動)容疑で書類送検された。同29日には、諏訪署の留置担当官2人が、逮捕・勾留中の男性が申し出た国選弁護人の請求手続きを放置し、男性ら2人が処分保留で釈放されている。
(2012年7月21日 読売新聞

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個人情報漏えい:長野県警OBと後輩もたれ合いが背景に

愛知県警が捜査していた個人情報の漏えいに絡む一連の事件は20日、長野県警の巡査部長2人と元警察官の逮捕に発展した。現職時代に培った人間関係を悪用し、漏えいを持ち掛けたOBと拒否することができない後輩警察官−−。個人情報保護法で守られていたはずの個人情報は、端末操作で簡単に流出していた。金銭の授受は無かったのか。愛知県警は3容疑者を追及する方針だ。【山口知、稲垣衆史】
「平林さんからの依頼を断ることができずにやってしまった」。地方公務員法違反(守秘義務違反)容疑で逮捕された長野県警須坂署小布施町交番勤務の巡査部長、倉品宏容疑者(50)は、そう供述しているという。
倉品容疑者とともに逮捕された巡査部長の石黒俊雄容疑者(60)は長野県警松本署の梓川警察官駐在所の勤務。2人とも十数年前、同署で平林大生(だいお)容疑者(60)=同法違反(唆し)容疑=と一緒に勤務し、その経験がもたれ合いの構図を生んだ。
平林容疑者は98年3月に依願退職し、07年に長野県公安委員会に探偵業の届け出をした。平林容疑者はホームページで「警察OBによる確実・格安・安心調査」とうたい、「警察」を前面に打ち出していた。
(2012年07月21日 01時33分 毎日新聞)

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個人情報漏えい:容疑の長野県警2警官を逮捕

携帯電話の顧客情報などの個人情報が漏えいした問題で、新たに車検証の個人情報を調査会社に漏らしていたとして、愛知県警は20日、長野県警の警察官2人を地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで逮捕した。相次ぐ個人情報の漏えい問題は現職警察官までを巻き込む事態に発展した。
捜査関係者によると、警察官は車両のナンバーから、車検証に記載された所有者の氏名や住所などの個人情報を照会し、調査会社に漏らした疑いが持たれている。情報を受け取った調査会社関係者も同法違反の疑いで逮捕された。愛知県警は動機や漏えい時に金銭のやり取りがなかったかなどを調べる。
車検証記載の所有者データについては、05年の個人情報保護法施行に伴い、本人以外は取得が原則的にできなくなった。ただし犯罪捜査のため、警察はデータの照会が可能で、逮捕された警察官はこうした点を悪用し、調査会社の依頼に応えていたとみられる。
(2012年07月20日 12時37分(最終更新 07月20日 13時36分 毎日新聞
警官の権限を悪用した不祥事自体は日常茶飯事で今更珍しくもない(不祥事露呈で記者会見がテレビ中継されるのは、相棒や踊る大捜査線などドラマの世界だけ、警察不祥事をTVで批判すると、出演者や番組はほぼ消える)が、他県警の警官が県警施設に家宅捜索するのはホントに異例で、県警にとっては最も屈辱的だと思えるので記事載せた。

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