S.I.C.極魂素体改造/G3-MILD

G3-Xの一部をパーツ変更し、試作ではなく低コストで量産性を高め正式採用されたG3マイルドとして再現した。

本来ならG3-XとG3-MILDを一緒に並べたいところだが、響鬼素体で又作るのは大変な為、頭部・両肩・腰ベルトの変更と、予備弾倉の携行部を廃止した別物に変えるため、あらかじめ手軽に換装できるように考慮して作っていた。
そのため、“マイルド”らしい弱弱しい別物に見えるようにした。
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個々を特定されるのを最も嫌がるのが警官(旧式の警察手帳では表紙を提示するだけで身分を示す方法がまかり通っていたが、不祥事多発で警察官の責任所在を明確にするため新デザインへ変更、しかし提示を求めると拒んだり逆上し住所や勤め先等の詳細を求める反撃を受ける。かつて所属と氏名の名札を警官に義務づける議論があったが、危険な仕事が多く恨みをかう[氏名が判っても住まいが特定されるわけではない]等曖昧な理由で警察の猛反対により没にされたらしい。制服警察官には階級章の上に読みづらく長い桁数で識別番号は存在するものの、数人に囲まれ悟られず番号を記憶にとどめるのは困難。)のため、ボディアーマーであっても市民が個々を特定できるナンバー等を肩に刻印する行為はありえないので、無表示。
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量産用の試作スーツではなく、ディケイドのアギトの世界にて量産され、一般警官への標準装備となった“G3マイルド”として作ったため、紐でつながれた拳銃と同様に武器を固定式にした。グロンギ殲滅用のGM-01やGX-05と異なり、あくまで牽制と捕獲を目的とした武器。

予備弾倉の携行部分を廃止しバックパックに一体化された武装に変更
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『仮面ライダーアギト』に出ていたアンノウンは、クウガに出てくるグロンギと比較し「本当に人類の敵?」と思っていたが、『ディケイドのアギトの世界』で、殺戮ゲームを繰り返すグロンギをアンノウンが倒し、上位種バッファローロード(タウルス・バリスタ)の発した言葉から総合して人類への敵ではなかったと確信した。

ディケイドのアギトの世界

・アンノウンの上位種「タウルス・バリスタ」

人間よ‥ そんな力(不完全な覚醒体・ギルス)に惑わされてはいけない
人はただ‥ 人であればよいのだ

人は力を持てば必ず間違った道を選ぶ…
何故なら 人は愚かだからだ

人は我々が守る 力など必要ない

アギト(巨大な力)‥ 許されない 人が神に近づくなど

小野寺とショウイチ‥ディケイドらには該当しなくても、二人の去った世界で巨大行政機関とメディアを操り世論誘導する『力』の前には、八代(G3-X開発者)とショウイチ(アギト)の想いなど無力で、ひとたまりもない。
現実の警官達が行う市民軽視の捜査捏造に照らし合わせると、『G3-Xの存在や北条透の示唆したアギト捕獲・G3の量産組織化、警察上層部主導によるG3-MILDやG5(既に小沢澄子は退職し警察と無縁)』は、当時はなんとも思わず見ていた“機動刑事ジバン”を連想させる権限強化の怖さがあり『クウガの存在しないアギトの世界』とは『警察組織の暴走した社会』(実際にSATら特殊部隊に留まらず機動隊にまで小銃配備している)に思えた…。

仮面ライダークウガ

・榎田ひかり(対未確認生命体用装備の開発者)の不安

榎田ひかり
「未確認と早く終わらせたいと思って、これ(強化型神経断裂弾)を創ったけど‥だけど‥それが私の役目とはいえ、こんなもんつくっちゃってよかったのかな。」「今までもずっと強い武器を作り続けてきたけど、必ずそれよりも強い敵が出てきて‥またそれを殺す為に新しい武器を創って…」
五代雄介(クウガ)
「大丈夫!もうじき0号いなくなりますから。そしたら今度つくるのは、さゆる君(榎田の息子)と、思う存分ホットケーキですよ!」
(EPISODE 47 決意)
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・B-1号と一条薫のやりとり…

B-1号
リント(人間)も我々(グロンギ)と等しくなる
一条薫「オマエ達と我々は違う!オマエ達の様な存在がいなければ…」
B-1号
「だが、オマエ(警官)は リントを狩る為の、リントの戦士の筈だ!
一条薫「……。」
(動揺し話をそらす一条、その後、後ろからB-1号に発砲射殺)
(EPISODE 48 空我)
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・0号に勝利し去った後、思い起こす椿 秀一(クウガを気遣う唯一の医師)

「アイツ(クウガが傷つきながら肉体を変化していったレントゲン写真を並べて見ながら)凄過ぎるよな…。おそらく、凄まじき戦士に変わったアイツの体はこれ以上に変わっていた筈だ。それでも、皆の笑顔の為に、アイツは戦ってくれた。」
「未確認(グロンギ)たちが、自分の笑顔のためだけに、あんな事(人間狩り)をしたおかげで、アイツ(クウガ)は自分の笑顔を削らなきゃならなくなった…」(EPISODE 49 雄介)



B-1号は過剰な力を手に入れた警察の危険性を示唆していた‥…

・G3-MILD
日々強くなり絶大な脅威であるグロンギに対し警視庁はG3-Xを投入。
各局で連日G3-Xの活躍を伝える特別番組を流し続けた事もあり、警察への絶大な信頼が拡大。子供達の将来の夢は警察官が一位となりG3-Xとして“悪を倒す”事だった…。
しかし、未知の能力を得た人々の存在が警察関係者の発言によりあきらかとなり、更なる脅威が発覚した。当初、「警察では既に対応出来ない、覚醒体となり暴走時には自衛隊を出すべきだ」と保守系議員が治安出動を求める声が上がったが、警察庁は「あくまで警察活動であり、警察の仕事だ。」「自衛隊の出動は国民が不安を抱く」 と主張、旧社会系幹部らが中心としてメディアを巻き込み警察の立場を支持した。だが、現行戦力(G3-X一体)での対応は限界があると警察庁は判断、世論の圧倒的な支持を得た事で政府は警察組織全体の強化を決定、権限の強化と共に警察庁への予算としてG3の量産化を盛り込んだ。警察庁は全警官の能力底上げ(身体能力と事件の適応能力強化によりグロンギ殲滅と凶悪事件の早期解決)による“頼れる警察官”を目指してG3-MILDを開発した。
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G3-Xより扱いやすく、誰でも装着出来る様に改造がなされて、コスト軽減を計り装甲をG3-Xの五分の一、必要最低限の機能に絞り各種武装の装着(アタッチメントシステム)及び収納を廃止、運動性能を抑えた事でオートフィット機能を導入してもコストを1/20に留めることに成功。G3-Xのサポートを前提とするためバッテリーパックは同型を使用、軽量化と消費電力を抑えた事で10時間以上の運用が可能となり、巡回等全ての業務を装着状態で行う(署内事務処理は除く)事ができるようになった。そのためG3-Xにはなかった警察本来の業務を円滑に進めるための追加機能も盛り込まれた。

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G3マイルドの能力

G3-MILDの構造はG3-Xの応用であり、身体に装着する外骨格タイプのボディアーマーで、高い耐久性(防弾・防刃)とストレッチ性を発揮する特殊素材(鎖帷子の現代版)で全体を包み、人間の各関節付近にパワードユニットが取り付けられた上から外部装甲で覆われている。人間が筋肉を動かそうとするときに発生する微弱な生体電位信号を皮膚の表面から読み取り、内蔵されたAIにより、パワードユニットが人間の動作をアシストする。
パワーがありすぎて扱いにくいG3-Xより性能は抑えたものの、装着した隊員は銃弾を弾き、100kg以上の鉄骨も軽々と持ち上げ陸上選手より素早く走れるため、誰もが一流アスリートを凌ぐ超存在となる。人間でありながら、まさにグロンギのような戦闘力を得た事になる。
(但しG3-Xの開発者八代は殺人容疑で逮捕拘留中のためG3-MILDの量産計画は警察庁の管轄となった。八代容疑者はG3-Xを私的流用したことの発覚を恐れ芦河容疑者(職業不詳)と共謀して同僚を殺しグロンギの犯行に装った疑い。芦河容疑者は覚醒体となって逃走中、出撃したG3-Xが止むを得ず射殺したと記者会見で明らかとなった。八代容疑者は現在も無罪を主張し全面否認しているものの、「警察職員としてあるまじき行為で誠に遺憾。状況証拠を重ねることで、事件に関わっていたことを一日も早く立証し、警察の信頼を回復したい」と発表している。)

・携行する銃
グロンギと覚醒体では構造上異なる為、神経断裂弾に替わり低コストで双方に一定の効果がある強力な冷凍ガスで、グロンギや覚醒体を凍結し足止め・捕獲を目的としている。これは、世論に対し過剰な武装はもたないとパフォーマンス要素も強い。しかし現場では「急に向かってきた為、覚醒者が暴走したと誤認」とし市民に向けてを放射し殺傷した者もいたが、「現場の判断に問題は無かった」と発覚しても処分の対象になる事はなかった。

・隠し武装
左右アーム先端には高圧の電気(50~230万ボルトへ調節可能)とが断続的に放電する機能が追加。これは、ガードチェイサーの起動キー(ガードアクセラー)のように対グロンギ戦を想定したものではなく、対人制圧用の武装だが、公開されていない事から自白を引き出す際に多用されている。

・頭部外部アンテナ
パトカーに搭載される車載無線機や警察官が携帯する携帯型無線機を改良したAPRの発展型。又付近の覚醒者を探知、呼び出して戦闘指示及び自滅装置を起動できる。これにより、グロンギ殲滅後も自らは危険に晒されず届出の無い覚醒者の暴走として、警察の武装強化の必要性を演出できる。(念動力を使える者の多さに人々が不安を感じ疑心暗鬼に陥った事により、政府は覚醒の兆候が現れた者達に発信機つきIDチップを埋め込むことで、場所の特定により不安を解消する事にした。その際極秘裏に装着者に従うように洗脳手術を施こし、チップには保険として小型爆薬を埋め込んでいた)

・頭部メインカメラ
巡回中や警戒監視中顔認証システムにより、グロンギや覚醒者の人間体、逃亡犯や出所者、警察の監視対象となっている団体の所属者(右翼・極左・市民団体‥)や告発者・ジャーナリスト等を自動探知し、危険人物等の把握が可能となり対象排除が容易になった。また、暗視機能、熱感知機能(インフルエンザ等ウイルス感染者や危険物の発見)、100倍のデジタルズーム機能を持つ。

・インプットデバイス&ディスプレイ(判例検索システム)
左腕には資料データ(これまで確認されたグロンギ、前科者や覚醒体らとその家族の指紋や声門、住基ネットに極秘裏に記された履歴)を検索できる。また、不審人物に決定した際、逮捕に必要な口実を検索、これまでの膨大な量の事件, 判例から事例や拡大解釈を導き出しす機能をあわせ持つ。
(但し警察関係者が親族にいるものには「error」と表示され検索機能は作動しない)半径2キロ以内に設置された防犯・監視カメラを操作し対象者(グロンギ、覚醒者の人間体、逃亡者ら)の特徴で検索しナビゲーションシステムにより追跡を円滑にする。


G3マイルド専用車両

・TRCS2000A
これまで警察は自動車とオートバイ、交通渋滞の激しい都心部では自転車によるパトロールを行っていたが、G3-MILDの装着に合わせて新型白バイの試作機TRCS2000の機動性を鑑み、その量産型を配備した。
最高速度:300km/h

・ロードチェイサー
TRCS2000の軽量開発により正式採用された高性能白バイ。交通機動隊での運用が主であり、 警察署レベルでの運用は少ない(TRCS2000Aを使用)が、人口の多い府県では隊員の技量を鑑み警察署交通課に配備される場合もある。但し白バイ隊員の装着するG3-MILDにも外見上の差異は無い。これはG3システム装着により隊員の適応能力が大幅に引き上げられた事とで、通常業務の警官でも個別の事案へ対応が可能となったため。
グロンギや覚醒体のほか指名手配中や逃走中の被疑者の捕捉といった一般的な警邏のためにも、その機動力の高さから使用されている。
最高速度:380km/h




G3シリーズ

G3-X
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・G3-X
グロンギに対抗し圧倒できる唯一にして最強のスーツ。装着するだけで車両をまるで紙コップを振り払うかのように吹っ飛ばす。パワーがありすぎて正確な動作が困難な上に身体・精神共に疲弊するが、装着したものは人類の救世主となれるらしい。


G3-X(後期型/G4チップ導入)
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・G3-X後期型
G3-Xの性能はそのままに更なるバージョンアップ。脳神経にシステムをダイレクトリンクさせた事で、装着者の意思で自らの手足と遜色なく動かせる。そのため神になれたような高揚感が得られる危険な存在で、装着者の選別条件には道徳観念が最も重要。
また、搭乗する車両はバイクのようではあるが、タイヤが90°回転しており、走行する代わりに、高速で自在に空を飛ぶことが可能な飛行物体。
現在の科学水準にそぐわないことから、様々な憶測が流れている。オカルト雑誌を中心に、覚醒体のような人型に変形したという噂まで流れている。


G3-MILD
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・G3-MILD
G3システムをより扱いやすく量産化して、全警察官に標準装備として支給されたもので、検挙率は前年比の3倍増。スーツ装着により遠くからでも警官だと判別でき、グロンギや暴漢などに襲われている市民を単身救出できる力を得た反面、個々を全く特定できないことから事件処理数を稼ぐため堂々と誰もが不正に手を染められ、そのための機能もてんこもり…。
警察庁は官房副長官(元警察庁長官)の指示により、G3-MILD量産化の費用水増しで得られた裏金により、特殊任務に携わる隊員用のスーツとして、G3-Xの性能とスペック上は同一でありながら長時間運用を可能にしたG5を量産化、新たな段階に移行するため各都道府県警に配備を進めている。
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【関連…警察庁スーパー監視システム年内正式導入】

スーパーJチャンネル(2009.5/14)によると警察庁は、JR川崎駅周辺から「犯罪や不審者・不審物を察知し、自動追跡する」防犯カメラを今年の11月から随時設置していく予定だ。一度マーク(顔認証で個別特定)すると走っても人とすれ違っても、対象を見失わず一台で100メートル先まで鮮明に映し出し追尾・警察通報が可能となる。
NECシステムテクノロジーによると現時点では人(顔や身長による区別)と判断し通報・追い続けるシステムに留まっているが、今後はその人が何をしているのか、またどのような不信行動をとっている人がいるのかを解析して通報・警告まで判断できるようなシステムにしていくという。
パナソニックソリューションズが警察庁と共同開発した新型防犯カメラは、人物のみに留まらず①他人のカバン等を盗む持ち去りを自動感知する機能。別の人により画面上にあったものが持ち去られると異常と反応②不審物を特定する機能。画面上になかったものが現れ、置きっぱなしにされると異常と判断する機能が備わっている。





【関連…自分の笑顔のためだけに神を名乗った人々】



1986年 - 福井女子中学生殺害事件
(サンプロ 2009.4/19)

物証も目撃者もいないまま捜査は難航。ところが半年後暴力団員(A)を覚せい剤取締法で取調べの最中「血まみれの容疑者にあったと」供述しそれを元に捜査し、その半年後に逮捕となり捜査は終結。被告は被害者とは面識が無いと全面否認。めぼしい物証が無い中で「多くの目撃証言がある」と検察は起訴、争われた裁判で検察は、捜査段階の調書を一切開示せず「証人(目撃証言)だけで立証していく」と断言。裁判では目撃者の証言が信用できるかが争点となり一審「無罪」、二審「懲役7年の有罪を下した」・・・
公判中、検察は供述調書など証拠開示を拒否。弁護側は容疑者を匿ったとされる女性に接触したが「記憶に無い」と一通の手紙を差し出された。手紙は福井署の留置場からで逮捕のキッカケとなった暴力団(A)からだった。手紙は「殺人事件のことが俺の情報で逮捕できれば、俺は減刑してもらえるから頼むぞ」と書かれており警察が目撃者を誘導して証言をでっち上げたと確信した。(留置場への差し入れや手紙の類は警察が事前に全てチェックする)
再審請求の過程で、証拠が僅かだけ提示され…検察が「無い」としていた証拠の写真付DNA鑑定、逮捕のキッカケとなった暴力団(A)の供述調書内容(場所や被告をつれてきたとされる人物が度々変わる)、数々の目撃者は当初警察の取調べに「容疑者を見た記憶は無い」と発言していたなど矛盾が次々と出てきたものの…最高裁でも有罪が確定した
・暴力団(A)が、「容疑者を連れてきた」と当初供述していた人物がサンプロの取材に応じている

「(警察の取調べで)知らないと言い続けていると、(警察は)「何でそんな簡単な事が言えんのだ!」「彰司(容疑者)が殺したと言っているだけなんだぞ。ただ、オマエは連れて行っただけなんだぞ!!」と説得。そうしてたら暴力団(A)が、取調室に入ってきて「オマエ ワシの顔をつぶす気か!警察に協力せい」と…・。」

・木谷明(元東京高裁裁判長)
最初から(証拠)が明らかとなっていれば検察の有罪立証は出来なかったと思う。証拠開示をしなかった検察の態度は判決に大きな影響を与えている
・小川彩佳アナウンサー
証拠隠しを防ぐ手立てはないんでしょうか?
・大谷 昭宏(ジャーナリスト)
残念ながら現状では無理だと思うんですね…。検察は被告にとって有利な証拠は隠すというのが現在検察の常識となっています。



「物証なき立件」府警自信 舞鶴・高1殺害

京都府舞鶴市の高校1年、小杉美穂さん=当時(15)=殺害事件で、府警が殺人と死体遺棄容疑で同市の無職、中勝美容疑者(60)を逮捕して、14日で1週間。発生から11カ月に及ぶ捜査でも犯行に直接結びつく物証は得られず、府警によると中容疑者は依然全面否認を続けているが、捜査当局は「起訴・有罪には持ち込める」と状況証拠での立証に自信をみせる
一方、中容疑者の弁護人は13日、勾留(こうりゅう)決定の取り消しなどを求めて最高裁に特別抗告を申し立て、徹底抗戦の構えをみせている。
府警によると、山科署に勾留中の中容疑者はよく眠れている様子で、食事もきっちり取っているという。雑談には積極的に応じ、事件への関与を問われても黙秘はせずに「現場には行っていない」「やっていないことは話せない」などと供述しているという。
「自白に頼らなくていいように、時間をかけて証拠を磨き上げてきた」。府警幹部は、中容疑者の否認を「予想通り」とし、強気の姿勢を崩さない。
捜査では、事件発生直前の昨年5月7日午前3時ごろ、遺体発見現場の北約300メートルの路上で、若い女性と自転車を押す黒っぽい服装や帽子の男が目撃されていたことを突き止めた。現場に至る海岸線沿いの府道などにある3カ所の防犯カメラにも、美穂さんと中容疑者とみられる2人が写っていた。
さらに、中容疑者は当夜の行動について、逮捕前の任意の聴取に「家にいた」「飲みに行っていた」などと供述を変遷させていたといい、府警は、中容疑者にはアリバイがなく、美穂さんと最後に行動をともにしたのも中容疑者以外にあり得ないと断定した。
これに対し、弁護側は「逃亡の恐れがないのに自白目的の身柄拘束は不当」と主張。捜査当局に取り調べの可視化(全過程の録音・録画)を求めており、京都弁護士会もバックアップする構えをみせている。
(2009年4月14日 産経)




SP - 高知白バイ事件
(「ドキュメンタリ宣言SP」家族のその後 2009.5/10)

・片岡晴彦 元運転手
僕は警察が自分らの味方とずぅっと思っていたのが、正反対に今は凄く恐ろしい組織だと思う。警察はここまでできるんだ…と(2007.9)」
事故から9ヵ月…。
始まった裁判は自身が知る事故とは全く別ものとなっていた。

06年3月3日、高知県仁淀川町のスクールバスが22名の中学生を乗せた遠足の帰りに高知県警の白バイと衝突した交通事故。
検察は片岡運転手が、安全確認を怠り国道に入ってきた。パトロール中の白バイの存在に気づかず、時速5~10kmで走行中に衝突。急ブレーキをかけおよそ3m引きずりながら停止したと主張。
一方、片岡運転手は『右折するため左右を確認してから国道に入った。他の車が通り過ぎるのを待って、道路に停止していたところ白バイが突っ込んできた』と主張し、走行中のバスが白バイを巻き込んだのか、止まっているバスに白バイが衝突したのかが争点となった。
・生徒の証言
「反対側の車がずっと動いてたので、そこでずっと待ってて(停車中)、そろそろいけるのかなと思ったら白バイが当たって来た」
・校長先生の証言
「止まっていたら急に何かがぶつかってきたため、物体ということしかわからなかった。」
乗っていた生徒(22名)達や後ろにいた校長先生も、バスは止まっていたと証言。
しかし、裁判官の判断は「第三者の証言だからといって、必ずしも信用性が有るとは限らない」と高知地裁(一審)は業務上過失致死・禁固1年4ヶ月の実刑を言い渡した。有罪の決め手となったのは、ブレーキ痕として検察が提示した実況見分の写真。(タイヤの直ぐ後ろに黒い線がクッキリと1m道路に残っている)
本来、このブレーキ痕は事故直後に片岡運転手に確認させる必要がある重要証拠。しかし、事故からから8ヵ月経って、初めて提示された。片岡運転手は「生徒の安全の為、日頃から急ブレーキはかけない」と主張しているものの、実際に時速5~10kmで走行中急ブレーキをかけると1mのブレーキ痕は残るのか、長野智子ら番組立会いの下で片岡元運転手を支援する人々が同型車両で実験をしてみた。しかし、時速10kmでは眼を凝らして僅かに判る程度の10cm弱のブレーキ痕しか残らなかった‥。
石川和夫(交通事故鑑定人)は「誰かが何かの目的で線を描いたと考えざるをえない」と判断。検察の提出した『ブレーキ痕とする線』ではブレーキをかけた際に残る筈の『通常あるべきタイヤの溝』も写っておらず、その写真の線と似たものを清涼水を浸したブラシで、簡単につくりだす事ができるものだった。
ブレーキ痕の捏造疑惑に対し警察は、自ら異例とした会見を行い黒岩安光(高知県警 交通部長)「ねつ造で飲料水を塗ったという事は、絶対ありえん事です」。
実験結果を携え、控訴審に臨んだが裁判は30分で終了し、二審の高松高裁で柴田秀樹裁判長は「ブレーキ痕のねつ造などありえない。被告は責任を逃れる為不合理な弁解をしている」と新たな証拠は調べる必要が無いと一切審議せず控訴を棄却した。
片岡元運転は免許を取り消され仕事を失ったため、妻と共に新聞配達をしながら生活、最後の望みを最高裁に託した。しかし、最高裁への上告から10ヵ月後に上告理由に当らないと棄却する封書が届いた。

片岡元運転は警察官のねつ造と知りつつも「何者かがブレーキ痕をねつ造した」として証拠隠滅の疑いで容疑者を特定せず告訴。しかし、高知地検は嫌疑なしと不起訴を決定。片岡元運転は刑務所に収監される前に出来る最後の抵抗として検察審査会に不起訴は不当として審査を申し立てた。
検察審査会
検察官が独占する起訴の権限(公訴権)の行使が正しく行われているか民意を反映させ、不当な不起訴処分を抑制するために、地方裁判所またはその支部の所在地におかれる機関で、一般から選ばれた国民11人によって構成される。検察審査会法(昭和23年7月12日法律第147号)に基づき設置されている。これまでは、審査会の議決は建前で検察官を拘束できる法はなかったものの法改正により法的強制力を得た(2009.5/21から施行)。

片岡元運転は2008.10/23から収監されているものの、検察審査会が(2009.1/28)ついに「不起訴不当」の議決を出し「捏造が出来る状況ではなかったとの先入観を元に結論を導いているのではないか?」「検察官の判断は市民の感覚として納得できない」と強く批判し写真・ネガフィルムの鑑定・分析する事。生徒達の供述も参考にする事。片岡元運転側の行った走行実験に対し別の専門家による検証をする必要があると再捜査を強く求めたものの、高知地検は(2/3)「偽造と認められる証拠は無い」として、再捜査の内容を明らかにしないまま再不起訴を決定した。

片岡夫妻は高知県警と高知県に対し『違法な捜査で有罪を確定させた』として国家賠償を求める裁判を起こす事で、出所後再び法廷に立つ機会を得ることで汚名を払拭する長き戦いへの準備を始めている…。(このままなら事件の捏造が闇に葬られることで、市民が犯罪者の汚名を着せられ白バイ警官[二階級特進で親族へ金額拡大]は高知県警で『市民を守ってきた優秀な警官が、市民の手により不条理な死を遂げた』と英雄として称えられる。)
国家賠償法 第1条/別名:公務員バリア
国又は公共団体の行使に当たる公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によって違法に他人に損害を加えた時は、国又は公共団体が、これを賠償する責に任ずる。(公務員は、いかなる悪意やミスでも、賠償義務の個人責任は一切生じず、国又は公共団体がのみが支払う。ちなみに国又は公共団体への訴訟で、外交問題になりえない国民の勝訴は皆無。)


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急速に監視社会化が進む日本。少しでも体制に楯突けば逮捕される時代となりつつある。
こうした状況のなかで、不当逮捕を繰り返し、統治機構の末端で暴力を行使しているのが公安警察である。しかし、その実態は明らかになっていない。
かつて公安警察に濡れ衣を着せられた経験を持つ著者が、その捜査手法や権力構造を照射し、知られざる公安警察の“真実”を追究する。
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