仙台地検が可視化中止を誘導

検察がいやいや進めている取り調べの可視化の試行で、仙台地検が逮捕した容疑者に中止を提案、録画が取りやめられていたことが分かった。
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検事が提案、可視化中止=容疑者取り調べで-仙台地検

検察が試行を進めている取り調べの録音・録画(可視化)をめぐり、仙台地検が逮捕した容疑者の男に対する取り調べで、検察官が「話しづらいのではないか」と提案し、録画が取りやめられていたことが10日、弁護人への取材で分かった。
録音・録画が中止されたのは、仙台地検特別刑事部が昨年11月に有印公文書偽造などの容疑で逮捕した弁護士事務所職員の男の取り調べ。男は同月に起訴された。
男の弁護人によると、逮捕当初から調べの様子が録音・録画されていたが、取り調べの中で男性検事が「事務所のことなどを話しづらいのではないか」と中断を提案。男性も希望し、起訴直前に再開するまで録音・録画が取りやめられたという。
弁護人はこの間、強引な取り調べはなかったとしているが、「本人が希望したとはいえ、中止が相次げば全面可視化の流れが骨抜きにされる恐れがある」と話した。仙台地検は「個別事件の捜査に関することはコメントできない」とした。
検察改革の一環で、東京、大阪、名古屋の各地検特捜部と全国10地検の特別刑事部が、取り調べの全過程を含めた可視化を試行している。
(2012/01/10-16:04 時事通信)

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仙台の検事、可視化の中止を誘導 弁護人が明らかに

仙台地検の検事が昨年11月、可視化しての取り調べ中に「録音、録画をしていると話しにくいのではないか」という趣旨の話を容疑者の男に持ち掛け、可視化が中止になっていたことが10日、分かった。男の弁護人が明らかにした。
弁護人によると、仙台地検特別刑事部は昨年11月、有印公文書偽造などの疑いで弁護士事務所の事務職員を逮捕。可視化して取り調べをしていたが、検事が「(可視化していると)弁護士のことを話しにくいのではないか」といった発言をし、男は可視化の中止を希望、とりやめられたという。
仙台地検は「個別の事件の捜査に関する事項なので、コメントできない」としている。
(2012/01/10 13:51 【共同通信】47NEWS)

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取り調べ可視化、検事が中止へ誘導 試行中の仙台地検

大阪地検特捜部の不祥事を受け、検察で試行されている取り調べの録音・録画(可視化)をめぐり、仙台地検の検事が取り調べ中に「録音・録画をしていると、話しにくいのではないか」と容疑者を誘導して可視化を取りやめていたことがわかった。最高検は「容疑者が拒否した場合を除いて、原則として試行する」という方針を示しており、これに逆行する形だ。
東京、大阪、名古屋の3地検にある特捜部と仙台など全国10地検にある特別刑事部では昨年春から、逮捕した容疑者について取り調べの全過程や一部の可視化を試行している。試行は1年間で、今春に結果を公表する予定。可視化の法制化を目指している法制審議会での議論の材料となる。
関係者によると、問題となったのは、仙台地検特別刑事部が昨年11月に有印公文書偽造・同行使の疑いで逮捕した、弁護士事務所の男性職員への取り調べ。逮捕直後から全過程が可視化されていたが、2日後に担当の男性検事が「録音・録画をしていると、(上司の)弁護士のことは話しにくいのではないか」などと発言。その結果、男性は可視化の中止を希望し、起訴直前の取り調べで再開するまで、とりやめられたという。
(2012年1月10日3時2分 朝日新聞)

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