ピンクスライム報道で大手米食肉加工が破綻

ジャンクフードと呼ばれる低品質・低価格・大ボリュームがウリの米マックの屑肉バーガー。TVメディアは日本に全く関係ないどうでもいい(スピード違反やコンビニ強盗)ニュースは度々取り上げるものの、米国で社会問題化すると逆に黙殺。

「ピンクスライム」肉の波紋広がる、米食肉加工大手が破綻
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[2日 ロイター] 通称「ピンクスライム」と呼ばれるアンモニア水で防腐処理された加工肉の安全性をめぐる懸念が消費者の間で高まる中、米食肉加工AFAフーズは2日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した。
AFAは米国で最大規模の食肉加工企業で、年間約22万6800トン以上のひき肉を生産。国内5州に工場を構え、従業員約850人を抱える。同社は裁判所に提出した申請書類の中で、製品に対する「昨今の市場の変化」やピンクスライム肉に関するメディアの報道について触れている。
ピンクスライム肉をめぐっては、同加工肉を製造する米ビーフプロダクツ・インク(BPI)が先月、3工場で操業を一時停止すると発表。また、米ファストフード大手のマクドナルドに続き、スーパーマーケット・チェーン第2位のセーフウェイと同3位スーパーバリューも取り扱いを中止するなど波紋が広がっている。
同加工肉は米国ではハンバーガーのつなぎとして広く使われており、米農務省(USDA)や専門家は安全性に問題はないとの見解を示しているが、活動家からは使用禁止を求める声も上がっており、混乱が続いている。
(2012年 04月 3日 15:30 JST ロイター)‎

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米「ピンクスライム」問題、州知事3人が工場視察
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[サウス・スー・シティ(米ネブラスカ州) 29日 ロイター] 通称「ピンクスライム」と呼ばれるアンモニア水で防腐処理された加工肉を製造する米ビーフプロダクツ・インク(BPI)は29日、州知事3人とメディアを同社工場に招き入れた。同加工肉の安全性をめぐる懸念が消費者の間で高まって以来、製造現場が公開されたの今回が初めて。
BPIは26日、テキサス州、カンザス州、アイオワ州の3工場の操業を60日間停止すると発表。同加工肉に関する「誤った情報」が操業停止の直接的な原因だとしていた。
ネブラスカ州サウス・スー・シティの工場に招かれたのは、米大統領選の共和党指名争いから撤退したテキサス州のリック・ペリー州知事のほか、カンザス州のサム・ブラウンバック知事とアイオワ州のテリー・ブランスタッド知事。3人は米牛肉産業支援派として知られ、反ピンクスライム運動は不当な風評被害だとの見解を示し、工場視察中にハンバーガーを食べて見せた。
また、ペリー知事は「こうしたデマが飛び交い始めると、会社が丸ごと倒産する可能性もある」と述べ、ピンクスライム問題が地元経済に与える影響を懸念した。BPI3工場の操業停止では、650人の雇用に影響が出るという。
ピンクスライム肉をめぐっては、安全性への懸念が消費者の間で高まっているのを背景に、米ファストフード大手のマクドナルド(MCD.N: 株価, 企業情報, レポート)に続き、今月に入ってからはスーパーマーケット・チェーン第2位のセーフウェイ(SWY.N: 株価, 企業情報, レポート)と同3位スーパーバリュー(SU.N: 株価, 企業情報, レポート)も取り扱いを中止している。
ただ、同加工肉は米国ではハンバーガーのつなぎとして広く使われており、米農務省(USDA)や専門家は安全性に問題はないとの見解を示している。
(2012年 03月 30日 20:56 JST ロイター)

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ピンクスライム肉、米で騒動拡大 ひき肉需要に影響

米国で通称「ピンクスライム」肉と呼ばれる加工食肉を巡る騒動が広がっている。昨年、米テレビ番組が同食材を取り上げたことをきっかけに消費者の批判が高まり、小売り・外食大手が相次いで使用や販売の中止を表明。27日には米食肉大手タイソン・フーズの経営幹部がひき肉需要の減退につながるとの見方を示すなど、関連企業への影響も表れ始めた。
「ピンクスライム」は、牛肉などの切り落とし部分を防腐のため水酸化アンモニウムで処理した上で、ペースト状に加工した食材。一見、ピンク色のソフトクリームのような形状で、ハンバーガー用ひき肉の水増し材料として一般的に使用されている。
消費者から品質や安全性への疑問が高まったのを受け、米マクドナルドは1月、水酸化アンモニウムの食材への使用中止を表明。今月に入り、大手スーパー2社が仕入れの中止を決めるなど、排斥の動きが相次いだ。米メディアは26日、同食材を製造する米ビーフ・プロダクツが米国内に持つ4つの工場のうち、3カ所で操業を一時的に停止すると報じた。また27日には、食肉大手タイソンのジム・ロホナー最高執行責任者が業界向け会合で「牛ひき肉全体の需要にマイナスの影響が出てきている」と話したと報じた。
米農務省(USDA)は同食材の安全性に問題はないとの見解を示している。水酸化アンモニウムによる食肉の防腐処理は、O―157などによる食中毒の防止に有効性があるとしてビーフ・プロダクツが導入。2001年に米食品医薬品局(FDA)とUSDAの許可を得て販売を開始した。昨年、米国で有名シェフがテレビ番組で取り上げたことなどをきっかけに、米メディアの注目を集め、同食材の使用に消費者の批判が高まっていた。(ニューヨーク=西邨紘子)
(2012/3/28 9:36 日本経済新聞‎)

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ピンクスライムは食べ物か廃棄物か
Pink Slime: What's for Lunch

犬でさえ食べないようなくず肉が化学処理で生まれ変わり、全米のスーパーや給食に並んでいる
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本当に安全? アンモニア処理されたくず肉を子供に食べさせたいか(写真は普通のひき肉)  istockphoto

ハンバーガーにかぶりつく前には、その肉がどこで作られたものかを考えた方がいい。農場? 今どきありえない。工場? それならまだいい。研究所?そう、その可能性が一番高い。
「ピンクスライム肉」と呼ばれるその材料がもうすぐ、全米各地のランチプレートに出回ることになる。といっても、金儲けを優先するファストフードチェーンの話ではない。この物体を3000トン以上もまとめ買いしているのは米農務省だ。
米ABCニュースはピンクスライムについて、「かつてはドッグフードや調理用油にしか使われなかった切り落とし肉が、殺菌のためアンモニア処理され、水増し用の材料として多くのひき肉に混ぜられている」と報じた。牛肉の「スライム」とは、筋肉と脂肪を分けるために低温で煮込まれ、遠心分離機にかけられたくず肉のことだ。
それなら、その肉を注文しなければいいのではないか。あなたの子供に教えてあげてほしい。何せこの代物は、全米の学校給食に供されることになるのだから。

スーパーに並ぶ牛肉の70%に含まれる 
犬でさえ食べないようなピンク色のドロドロしたクズ肉を口にするなんて、考えただけでも気持ち悪い。しかし、ニュースサイト「食品安全ニュース」のインタビューに答えたジェームズ・マーズデン博士は、おいしくはなさそうだが食べても安全だと語っている。「加工食品の材料には、それだけ見るとまずそうだと誤って認識されてしまうものがいくらでもある」と、マーズデンは言う。
「一般の人がチーズやワイン造り、高級食肉製品の加工工程を見たら、食欲をそそらない部分もある。ビーフ・プロダクツ社(BPI)の製品に対する批判は食の安全ではなく、品質についての見方が背景にあると思う」
ピンクスライムを製造するBPIも、この製品を擁護する。「アメリカの学校給食で出される牛肉製品にこの加工肉を加えることで、3200万人の子供たちのために3つの目標を達成できる」と、BPIの広報担当リッチ・ヨッカムは米フォックスニュースに語った。「第一に、学校給食の栄養価を高めること。第二に、食品の安全性を向上させること。そして第三に、全米の子供たちに毎日、学校給食を提供できるよう予算を抑えることだ」
だが米農務省の科学者であるカール・クラスターとジェラルド・ザーンスタインは異議を唱え、農務省のピンクスライム購入を公然と批判。この添加物は「経済的な詐欺」であり、自然な肉と栄養学的に同等ではないとしている。
牛肉の中にピンクスライムが含まれていても、農務省にはそれを表示する義務はない。クラスターとザーンスタインによれば、スーパーに並ぶ牛肉の70%がこれを含んでいるという。
食料不足と経済格差の進行で、あるぞっとするような加工肉が人々の口に入る――映画『ソイレント・グリーン』のような未来もなくはないか、と思ってしまう。
ステイシー・リースカ
(2012年03月14日(水)17時40分 ニューズウィーク日本版)




米マクドナルド「食の安全のため、ピンクスライム肉の使用を中止します」 (2012年02月08日04:38 痛いニュース)
安心。日本のマックではピンクスライム肉は使っていない。 (2012年02月10日 ガジェットオジサン)

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