大津・中2いじめ自殺 不都合な皇子山中

大津・中2が昨年いじめを受けた自殺の学校名を一部メディアが皇子山中学と公開。この皇子山中学は文科省指定の道徳教育実践研究事業推進校だった。


自殺生徒の中学で終業式「悔やみきれない」

大津市の中2男子自殺で、男子生徒が通っていた学校の終業式が20日行われ、校長は体育館に集まった生徒に「かけがえのない命が失われてしまったことは、いくら悔やんでも悔やみきれません」と述べた。
市教育委員会によると、校長はさらに「爆破予告もあり、臨時休校や部活動でも不便をかけました」と頭を下げ謝罪。「思いっきり勉強や部活動ができる学校に早く戻したい」と話した。
終業式には全校生徒約880人のうち約860人が出席。校長は「生徒の顔をしっかり見てほしい」と約30人の教員を生徒の前に並ばせてあいさつ。男子生徒が自殺した当時の担任も硬い表情で生徒の方をまっすぐ見ていたという。
学校の内外では滋賀県警が約100人態勢で、危険物がないかなど警戒。1年の女子生徒は「このまま夏休みに入っていいか不安。先生たちは大変そう」と語った。
県警は、生徒が夏休みに入るのに合わせ、早ければ21日から生徒や保護者ら約300人から任意で事情聴取を開始。いじめと自殺の因果関係について本格的な捜査を進め、8月末までに立件の可否を判断する。
県警は今月11日、昨年9月の体育大会で同級生3人が男子生徒の両手を鉢巻きで縛り、口に粘着テープを貼ったとして暴行容疑で学校などを家宅捜索。福本茂伸本部長は20日の定例会見で「亡くなられた男子生徒のご冥福を祈る。捜査で事実を解明する」と述べた。(共同)
(2012年7月20日12時27分 日刊スポーツ)

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大津いじめ 自殺練習、同級生「見た」と証言

大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、男子生徒と同級だった女子生徒が19日、読売新聞の取材に対し、「『自殺の練習』の場面を昨年9月以降、数回見た」と証言した。男子生徒は加害者とされる同級生3人に指示され、校舎3階の窓から身を乗り出すような格好をさせられていたという。
「自殺の練習」は、市教委による全校アンケートに16人が記載していた。いずれも伝聞情報で、市教委は、実際にあったかどうか確証が得られなかったと結論づけていたが、具体的状況を示す証言は初めて。
女子生徒によると、現場は男子生徒が在籍した教室がある3階の廊下。男子生徒は休み時間などに同級生3人に囲まれ、窓を背にして立ち、窓枠を両手で持った状態で、外へ向けて上半身を反り返らせるような姿勢をとらされていた同級生らは「自殺の練習をしろ」と笑っていたという。
女子生徒は「いじめを見逃した学校が信じられない」としてアンケートには回答しなかったといい、「じゃれ合っているように見えたが、危ないと感じていた。結果的に自殺につながったかもしれないと思うと、つらい」と話した。
男子生徒の父親は「自殺の練習」について強要容疑にあたるとして、18日に刑事告訴した内容に盛り込んでいる。
(2012年7月20日 読売新聞

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道徳教育実践研究事業推進校 

2009年から10年までO校は道徳教育実践研究事業推進校だった。しかも2009年は道徳教育については新学習指導要領の新カリキュラムを先行実施もしていた。そして、その報告書には「少しづつではありますが、子どもたちの心に響く道徳の時間になり、一人ひとりが自己を見つめ、自己肯定感、自尊感情を高め『よりよく生きようとする心』、『共に生きようとする心』の和がひろがってきたのではないかと思います」とその成果を誇っていた。そして12年度には「いじめをしない、させない、見逃さない、許さない学校」とスローガンを掲げている。
まったくこのO校はどうなっていたのだ。「いじめをしない、させない、身逃さない、許さない」を全く守れてこなかった。スローガンを教師、学校から死語にしてしまった。いじめっ子だけが自己肯定感、自尊感情を高めただけであった。道徳教育実践研究の報告書が空ぞらしく聞こえる。 
このO校が推進校に指定されていた時の文部科学大臣は地元の川端達夫氏(民主党)だ。不思議な因縁を感じるし、やっぱし民主党だ。スローガン倒れだなと変に納得してしまう。
自民党の義家弘介参議院議員は「成果があがったもんだから、そういう(事業推進)学校からは死んでもいじめが出たりしてはいけなかったというわけか」と述べられているが、私もそういう事は絶対あると思ってしまう。しかも教育長はこの学校の元校長だ。いろんな事が複雑に絡んだ結果、すべての対応が後手に回ったんだなと勘繰ってしまう。
「教育委員会廃止論」が市長から出たとの報道を聞いたが、今回の事を考える中で、私は市長に反論する材料を持ち合わせていない。
(大津市議会議員 藤井重美 2012年 7月 19日 HP)

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大津・中2自殺 教職員への聴き取り、記録残さず

大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が昨年10月に自殺した問題で、学校側が自殺後、生徒へのいじめを見聞きしたかどうかを教職員約60人に確認した際、聴き取った内容を記録に残していなかったことがわかった。教師らは自殺前、2度にわたっていじめの情報が寄せられながら「けんか」と判断するなど、当時の学校の対応が問題となるなか、検証に必要な記録が残されていなかった。
画像文部科学省は昨年6月、有識者会議がまとめた「子どもの自殺が起きたときの調査の指針」で、再発防止に向けた具体策を示した。数日以内に子どもから聴き取りをするとしたほか、「原則3日以内にできるだけすべての教師から聴き取る」「校長や教頭が聴取するのが一般的で、教師の話しやすさを考慮し、必要なら教育委員会など学校外の者が聴取する」とした。
市教委によると、学校では自殺後間もなく校長ら複数の管理職が教職員1人ずつから聴き取ったが、どの教職員が何を話したか、書面に残していなかったという。指針では、学校とともに教育委員会も調査主体となるが、市教委は当時、学校から「(男子生徒は)仲の良い友人たちと過ごすことが多く、遊んだりふざけあったりする場面があった」「時おりふざけすぎが気になることもあった」と報告を受けただけで、個々の教職員の聴取内容は確認しなかったという。
市教委と学校の14日の会見によると、いじめに関する情報は自殺前に2度寄せられていた。1度目は昨年9月30日。女子生徒が「あれ、いじめちゃうん」と担任の前でつぶやいた。2度目は自殺6日前の10月5日で、担任が「トイレでいじめられている」と連絡を受け、トイレに駆けつけて生徒に話を聞いた。「大丈夫。これからも友達でいたい」と答えたという。この後、担任や学年主任ら5、6人が15分ほど話し合い、「けんか」として校長や教頭に報告していた。
市教委学校教育課の川崎文男課長は「調査指針の趣旨を十分に理解し、自殺直後に教職員から聴き取った内容については詳しい記録を残しておくべきだった。市教委として今後、一連の調査の不備を検証したい」と話している。
(2012年7月19日11時29分 朝日新聞)

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(2012年7月17日 みのもんたの朝ズバッ!)

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(2012年7月16日 ワイドスクランブル)

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義家弘介 参議院議員
これは6年まえにも、例えは…北海道滝川で小学六年生が教室で首をつって自殺した。その時そこに遺書を置いていたんです。その遺書の存在を、学校や教育委員会は一年以上隠蔽し続けた。これに、「教育現場の無責任体制はどうなっているのか?」という世論になり、いじめ自殺の連鎖も起こった…。このとき私、阿倍内閣で官邸室長で官邸に入っていたんですが、「悪質なイジメ、人を死に追い詰めるイジメをする人間は “出席停止”である。」そう言ったんです、これ学校教育法に定められているもの。
その時、一部世論は「加害者達の教育を受ける権利を奪うのか」と。
しかし、まず教員や学校現場が考えなければいけないのは、「いま不当なイジメをうけている被害者をどう守っていくか」これを一番最初に考えなければ、救えるものも全く救えない気がするんです。

この教育委員会及び学校、文部科学省はこの間、報道があってずっと動きが遅かった。これいくつもの隠蔽の理由があるんですが、共通する不都合な真実があるんです。この当該の学校、実は文部科学省が指定した『道徳推進研究事業の推進校として21年・22年指定』されていて、これは文部科学省の予算が着いた委託事業で、大津市がこの学校に依頼をして、2年間の研究を重ねてきて、『今まで荒れていたけどすばらしい学校になった』という報告を出したのが、まさに自殺のあった年だったわけです。そうすると「じゃあ学校のこの研究結果は何だったのか?」「教育委員会の委託事業は何だったのか?」「文科省の事業は何だったのか?」それぞれにとって都合の悪い事態になってきた。だからこそ、内容を少しでも隠蔽しようという、動きがはたらいたと考えられる。

それから“地方教育行政法”という法律があるんですけど、これ私が官邸に入ってたとき変わった法律なんですが、『子供達の生命と身体に重要な危機がある場合には、文部科学大臣が教育委員会に対して是正命令ができる。』と改めたんですが、しかしながらこないだ文科省と話したとき「生命・財産の保護のためならできるけども、被害者は亡くなっているので出来ない」という。こんなおかしな話はないというかたちで、7/11警察庁と話をしまして、「もう生徒のアンケートが出ていて、明らかな犯罪事案だから、これは強制捜査に入るべし」と依頼した…その経緯が夕方の強制捜査に入ったという形でしたね。
(2012年7月16日 モーニングバード)

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御厨貴
「これは武村さんの地元・滋賀県大津市での出来事ですが、元滋賀県知事として、これをどういうふうにお感じになっているでしょうか?」
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○武村正義 元内閣官房長官/元滋賀県知事
「大変残念ですし悔しい出来事です。一人の少年の死という悲惨な出来事に対して、多くの関係者が真剣に目を向けようと、しなかったのではないか。それは学校はもちろん、教育委員会も警察も…。そして市当局もね。
やっと最近になって警察が動き出した。市長も第三者委員会をつくるとバタバタと言い出した。
それまではしかし、『自殺とは因果関係はない』とかと言って、対応してたんですからね。何故そんな姿勢であったのかという、関係者全体の反省からはじめなきゃいけませんし。
まぁいずれにしても、全体に無責任というか、特にまぁ学校当局というのは、独特の世界で庇いあうような不陰気が、蔓延してるなという感じがしますね。」

御厨貴
「そうですか。えぇ仙石さんいかがですか。この事件、どういう風にごらんになります?」

○仙谷由人 民主党政調会長代行
つらい話ですよねぇ…。まぁイジメっていうか、ここまでくるとリンチみたいな話ですし、排除とか差別とかと裏表になる部分が…かなりあるんでしょう。今日あたりの報道だと、『メールがかなり飛び交ってた』という話もありますから、どっかには兆候があってですね、それで学校が…今武村さんが仰っているように、特にPTAとかなんとか外の世界に対して隠そうというか、あんまり大事にしないという風潮があるのかもしれませんが、親御さんどうしとかどっかで、ある程度情報があるから今頃になって出てきてるわけでしょ。どっかで早く自殺した人をカバーするとか、あるいはイジメてる人に対して手当てが出来なかったものだろうかと思いますねぇ。
我々の時代だと、イジメ的なことがあっても、そいつを守るグループも出てくる、だったんですけどねぇ昔は。

○武村正義 元内閣官房長官/元滋賀県知事
僕らもずいぶん殴られたし、川に放り込まれたこともあるし、いくつかありますよねぇ。でもこの中学は皇子山中学っていう名前ですが、多くの真ん中にあって、天という都にちなんで、大友皇子の皇子からそういう名前が使われてる。大変伝統のある名門校なんです。沢山の人材を輩出している立派な中学校なんです。(仙谷:あぁ そうなんですか!?)ほんとに残念です。
(2012年7月15日 時事放談

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中2自殺、校長「いじめ認識せず」市教委とズレ
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記者会見する校長(手前)と沢村教育長(14日、大津市役所で)

画像大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が昨年10月、いじめを苦に自殺したとされる問題で、中学の校長が14日午後、全校アンケートの非公表問題が発覚後、初めて記者会見した。
担任ら複数の教諭が、男子生徒がいじめられているとの情報を受けていたことを認め、「同級生とのけんかと判断した。いじめを把握する機会があったのに見逃していたと言われれば、その通りだ」と陳謝した。しかし、「担任らは、この段階で確実にいじめだという認識はなかった」と説明、市教委が14日午前に「自殺前に担任らがいじめの可能性を疑っていた」とした説明とは違う見解を示した。
「(生徒の自殺まで)いじめというはっきりした認識はなかった。疑っていなかったというより、気付かなかった」。沢村憲次・市教育長とともに大津市役所で記者会見に臨んだ校長は、言葉を選ぶように釈明した。
一連の問題発覚後、これまで会見に応じなかった理由については、「生徒たちの心の安定を考えて避けていた」とし、「強制捜査などで学校全体が混乱する事態になり、十分責任を感じている」と話した。
校長は、男子生徒が昨年10月11日に自殺する前に2度、いじめに遭っているという情報が寄せられていたと説明。「教諭らから、生徒は同級生と力の差があり、けんかで負けることが多いと聞いていた」とも話した。
自殺6日前の同5日に、男子生徒と加害者とされる同級生がトラブルになった際には、担任ら5、6人で対応を協議したものの、双方の生徒がいじめを否定し、「大丈夫」と言っていたため、「これはけんかだ」と結論づけた、とした。
(2012年7月15日09時17分 読売新聞)

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いじめ指摘、詳細確認せず「けんか」と結論 大津の中学
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会見する大津市教委の沢村憲次教育長(右)と市立中学の藤本一夫校長=14日午後4時2分、大津市

大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、自殺6日前の昨年10月5日、「生徒がトイレでいじめられている」と指摘した女子生徒に対し、教師らが状況を詳しく聞き取っていなかったことがわかった。教師らは15分ほどの会議で「いじめ」ではなく「けんか」と結論づけており、市教委と学校側は14日、不十分な対応だったと認めた。
市教委によると、男子生徒がいじめを受けているという情報は、5日を含め、自殺前に同級生から2度にわたり寄せられた。1度目は9月30日で、女子生徒が「あれ、いじめちゃうん」とつぶやいたのを聞き、担任の教師が男子生徒に確認したところ「大丈夫」との返事だった。
2度目は10月5日。女子生徒からの連絡で担任が現場のトイレに駆けつけたが、すでに落ち着いていた。担任は男子生徒から事情を聴いたが「大丈夫や、これからも友達でいたい」と答えたため、「けんか」と判断し、双方の保護者を学校に呼んで経緯を伝えた。
会議はこの後開かれ、担任や学年主任、生徒指導を担当する教師ら5、6人が出席。2度にわたるいじめの情報も伝えられた。しかし、15分ほどの話し合いで「けんかと結論づけ、校長と教頭に報告したという。生徒を見守り、人間関係を把握していくことを申し合わせた。一方、いじめを指摘した女子生徒に聞き取り調査などはしなかった。
(2012年7月15日5時47分 朝日新聞)

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滋賀・いじめ自殺 校長「現象自身は、けんかという現象」

滋賀・大津市で自殺した男子中学生がいじめを受けていた事件で、自殺の6日前に、いじめの目撃情報があり、複数の教師で対応を協議していたことがわかった。
自殺した中学2年の男子生徒について、大津市の教育委員会は、「自殺後のアンケート調査で、いじめが判明した」と説明していた。
しかし、自殺の6日前には、男子生徒が同級生に暴行されているのをほかの生徒が目撃し、「いじめられている」と、担任に訴えていたことがわかった。
その後、複数の教師で対応を協議したという。
中学校の校長は14日、「現象自身は、けんかという現象であって、いじめに発展する可能性があるということを捨てきれないということで、見ていくと(話をした)」と述べた。
協議では、男子生徒たちの関係に注意していくことを確認したものの、具体的な対策はとっていなかった
(07/15 01:49 関西テレビ/ FNN)

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校長「けんかと判断」 大津・中2自殺

昨年10月に大津市立皇子山(おうじやま)中2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した事件で、自殺する前に2回、別の生徒が「男子生徒がいじめられている」と担任に伝えたものの、学校が「けんか」と判断するなどして生かせていなかった。藤本一夫校長(59)が14日の会見で「その場できちんといじめを疑えば、被害は軽減できた可能性があった。自殺した生徒と保護者に申し訳ない」と謝罪した。
藤本校長の会見は11日に中学校が滋賀県警の強制捜査を受けてから初めて。

1回目の指摘は、昨年9月30日の放課後、女子生徒が担任に「いじめと違う?」と伝えていた。担任は、教室にいた男子生徒に「大丈夫か」と聞くと「大丈夫」と返答したため、いじめではないと判断した。
2回目は、生徒が自殺する6日前の昨年10月5日午後3時半ごろ、女子生徒が教室にいた担任に「いじめです」と訴えた。担任が男子トイレに駆けつけると既に騒ぎは終わっており、男子生徒は1~2発、いじめたとされる同級生は数発、相手を殴ったと説明した。
自殺した男子生徒といじめたとされる同級生に個別に聞き取ったが、ともに「けんかです」と答えたため、いじめではないと判断。2人は互いに謝り、男子生徒は「友達でいたい」と話したという。

その日、双方の保護者と生徒から聞き取りをした後、担任や学年主任、教育指導担当の教師ら5人ほどで、緊急の会議を開き、担任は冒頭で「けんかがあった」と説明。参加者からは「日ごろ、男子生徒がヘッドロックをされたり、後ろからのしかかられたりしており、受け身になる頻度が高い」と報告があった。だが「けんかはいじめにつながる可能性があるので、注意が必要」と申し合わせた程度にとどめた。
翌週の11日に生徒に定期的にしている「全校迷惑調査」を控えており、調査結果を踏まえて対応を検討することにした。だが、男子生徒はこの日朝、自宅マンションから飛び降りて死亡した。
「いじめられている」と伝えられた2回とも、女子生徒への聞き取りをしていなかった。藤本校長は「けんかはいじめにつながりやすいという認識は教員たちは持っていたが、言葉だけで形骸化していた」と話した。
会見は報道陣の求めに応じて藤本校長が出席。校長の会見は延べ3時間半に及んだ。

◆「放置認めた」憤る父
会見を受け、男子生徒の父親(47)は「いじめの可能性があったのに、放置していたと認めたということ。いいかげん過ぎる対応」と怒りをあらわにした。
「夜回り先生」として知られる教育評論家の水谷修さんは「教師たちがいじめだと気づいていなかったはずがない担任が会見に出て、きちんと説明し、謝罪するべきだ」と話した。
(2012年7月15日 00時59分 中日新聞)

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大津・中2自殺:校長、あいまいな説明に終始

「いじめについて話し合いの場は持った」。しかし、「いじめとの認識はなかった」−−。大津市で市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、14日記者会見した校長は、あいまいな説明に終始した。昨年9月末と自殺6日前の10月5日に別々の生徒から指摘があったことを認めながら、「けんかと判断した」と、いじめとしての受け止めを否定。生徒や保護者は学校に対する不信の声を上げ、教育問題に詳しい専門家も、学校の対応を「教育者として失格」と批判した。
「生徒のSOSに気付かなかった。(いじめを警戒する)意識がほとんどなかった」。問題発覚後、初めて会見に臨んだ校長は、こわ張った表情で釈明した。しかし、当時の対応については「報告がなかった。詳しいことは分かりません」「資料を持っていない」とはぐらかした。答えに詰まり、隣に座る沢村憲次教育長が耳打ちする場面も見られた。
特に質問は、10月5日の生徒からの指摘後、担任らが協議した際のやりとりに集中。しかし、校長は「分からないとの姿勢を崩さなかったため報道陣が確認を要求し、会見は開始から2時間で一時中断した。1時間後に再開したが、校長は「一般論として、けんかはいじめにつながる可能性があり、注意深く見守ろうとの話になった」と答えるにとどまった。会見は3時間半に及んだ。
会見について、亡くなった男子生徒の父親(47)は毎日新聞の取材に「生徒から『いじめや』と指摘されても『いじめでない』とする感覚が全く理解できない。勇気を持って指摘した生徒も、私と同じ不信感を抱いているはず。息子の死に『責任を感じる』という(校長の)言葉も信じられない」と憤った。
同じ中学の女子生徒は「学校の言うことがコロコロ変わる。信じていいのか分からない」。亡くなった生徒の友人の男子生徒は「友達が亡くなったのは事実。いじめに対処する学校になってほしい」と訴えた。保護者の女性(42)は「学校が『すべて説明した』と言った直後に新しい話が出てくる。警察の手で真実を明らかにしてほしい」と話した。
この日の校長の説明について、NPO法人全国いじめ被害者の会の大沢秀明理事長は「いじめの指摘を生徒から聞いたのなら、被害者から、どういういじめを誰から受けたか、きちんと細かく聞かねばならない。それが不十分なのに『いじめの認識はなかった』と堂々と言うのは教育者として失格だ」と批判。「校長は校務をつかさどる立場なのだから、自ら調べたり、教員に調べさせたりすべきだ。いじめに気付かなかったことは校長として恥ずかしいことだ」と指摘した。【加藤明子、石川勝義、村山豪、山田毅】
(2012年07月14日 23時40分/最終更新 07月15日 01時02分 毎日新聞 )


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生徒ら「学校は正直に」
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家宅捜索から一夜明け、生徒らが登校する皇子山中学校=大津市内で


県警による大津市皇子山(おうじやま)中学校の家宅捜索から一夜明けた十二日朝、登校する生徒らから「真実を知りたい」などの声が上がった。
自殺した生徒と友人だったという三年の男子(15)は「いじめの話は聞いていた。学校側もはっきりしてほしい」と怒りを込めた。二年男子(14)は「学校には正直にしゃべってほしい」と県警の捜査に期待を寄せた。
近くに住む無職男性(74)も「学校がいじめを放っておいたのが問題。警察の捜査には賛成だ」と話した。
多くの報道陣が詰めかける中、通学路では学校関係者が、取材を受ける生徒に「はよ行け」と促す場面も。中学校はこれまでと同様に取材に応じず、報道各社の校内への立ち入りも制限した。
市教委によると、皇子山中では午前八時半、藤本一夫校長が校内放送で「大変心配をかけました。学校で安心して生活してほしいと、先生たちも努力していることを分かってほしい。学校全体で頑張っていきましょう」と生徒に呼びかけた。

◆「不安与えた」市教育長が陳謝
家宅捜索を受けた大津市教育委員会の沢村憲次教育長は十二日朝、記者会見し「生徒と保護者に大きな不安を与え、申し訳ない」と陳謝した。
皇子山中学校の生徒や教員には「捜査で聞かれたことに冷静に答えてほしい」と協力を求めた。「いじめも自殺の要因の一つだと思うが、家庭の背景など、さまざまな要因がある。警察の捜査で、全容が明らかになると思う」とも語った。
市教委には朝から「なぜ、学校が家宅捜索を受けることになったのか」などと抗議や苦情の電話が続いているという。

◆電話やメール、県警に相次ぐ
県警本部には家宅捜索に入った十一日夜から十二日にかけて、多くの電話やメールが寄せられた。「しっかりと捜査してほしい」と激励のほか「自殺から九カ月もたっているのに、なぜもっと早く動けなかったのか」と対応の遅れを批判する声もあった。
十二日朝、県警幹部は「教育委員会の対応などどうしても自分の中に払拭(ふっしょく)しきれないものがあった」と、報道各社に強制捜査に切り替えた理由を説明。学校現場への強制捜査には「ためらいもあったが、強制力をもってしないと、すべての疑問が解決しないと思った」と話した。

◆いじめ防止条例制定を提案へ 市議会「湖誠会」
大津市議会の最大会派「湖誠会」は、十三日の市議会運営委員会で「大津市いじめ防止条例(仮称)」の制定を提案する。
議会の全九会派で政策調整会議をつくり条例の内容を話し合い、十二月議会での提案を目指している。同様の条例がある岐阜県可児市や兵庫県小野市の例を参考にする。
議会運営委員長の竹内照夫議員(湖誠会)は「いじめの再発防止へ、議会としても動きを起こしたい」と話している。
(2012年7月13日 中日新聞)
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自民党議員だけテレビ出演しイジメ批判しているが、7/12衆院予算委で三宅雪子(国民の生活が第一)が文部省と平野文科大臣の関心薄すさを批判、国会中継での自民党は、組織票目当てで200兆規模の公共事業(国土強靭化計画)の必要性をアピール(かつて子供手当の2兆円をばら撒きと批判)するだけでイジメ問題に触れたの見てない。義家議員のサイトではメディア出演・公演依頼は歓迎してるが「悩み相談等は一切行っておりません」とイジメで悩む被害者は門前払い。

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